Nikon Z fc

ところでその後「Nikon Z fcってどうなの?」という、レビューまとめのようなもの。

Nikon Z fc

その突然のレトロスタイルミラーレスの発表に世の中がどっと沸いたNikon Z fc。7月末に販売開始されてから4ヶ月ほど経ち、少し状況も落ち着いてきたので、あらためて少しZ fcの雑感みたいなものをまとめておきたいと思う。

まず「Nikon Z fcってどうなの?」という点だけど、僕的な結論でいうと、

「見た目」と「Nikon」に思い入れがある人は、手に入れて間違いなしの一台、ということになるかな。

実際、見た目のデザインに一瞬で気持ちを持っていかれた人が続出する「現象」が見られたと思うし、フィルムニコンを使っていた人たちからすれば「愛着」感が半端なかった。予約して手に入れたいという人があれだけいたってことは、機能性とか使用感を超越したところに、このカメラの魅力があったということだよね。

僕も、まさかこんなカメラをNikonが出してくるとは夢にも思っていなかったから、そのNikonの心意気みたいなことをけっこうブログにも書いた。

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単にフィルムニコンの復刻版をミラーレスで出したというわけじゃなくて、むしろフィルムニコン時代を知らない若い人や女性に向けた一台と位置付けてZ fcが出てきたことで、なんかそれがとてもうれしかったんだよね、新しいNikonが動き出した気がしてね。

で、僕も「見た目」と「Nikon」に思い入れがあるタイプの人間だったから、Z fcを手に入れることになる。当初予約していた28mm単焦点のレンズキットはキャンセルしてズームレンズキットでの購入になったけど、おかげで発売直後にZ fcを手にすることができた。

実際に手にしてみて、操作感とかについては下記のブログたちを見てほしいのだけど、ここは好みの分かれるところもあると思う。それははやり、見た目の重厚なイメージからすると実物は想像よりずっと軽くてカジュアルな作りだからだと思う。

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だから、カメラに対していわゆる「重厚さ」や「重み(金属的な塊感)」、あと各部の上質な操作感など、ハイアマチュア向けの質感を求める人には、少し物足りない作りであることは事実だと思う。

でも、それをチープさではなく「カジュアル」と規定したところに、Nikonの新しさがあるんだと思う。レトロスタイルというアプローチをかつてのNikon Dfのようにニコンのオールドファンに向けて打ち出したんじゃなくて、若い人や女性に向けて打ち出した。しかも、高価すぎない手の届く価格で。これによって、Nikonのカメラへの間口が大きく開いた気がする。

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そして、今になって思うのは、そんなNikonの新しい入口であるZ fcが生まれたことで、もう両極端のフラッグシップミラーレスNikon Z9の登場にさらに勢いがついた、ということだよね。この立て続けのNikonの新しいアプローチに、Nikonのみならずカメラ業界全体が沸いたし、なんかすべてのカメラユーザーが元気をもらったんじゃないかと思う。

つまり、Z fcは新しい風を吹かせた。そのレトロなデザインに目が行くけど、もっとその価値は壮大というか、Z fcという一つのピースがいろんな好影響を生み出したと言えるんじゃないかな。こんなカメラはなかなか無かったように思う。カメラを所有するワクワク感というのは、こういうところにもあるんじゃないかな。歴史を動かした一台を持つという満足感みたいなもの。

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そうやってトータルで考えると、やはりNikon Z fcを所有する満足感はかなり高いと思う。最初は「見た目」と「Nikon」への思い入れの強さで手にしたカメラが、だんだんとじぶんや世の中の生活の中に馴染んでいくというか、価値が少しずつ積み重なってるような感覚といえばいいかな。発売から少し時間が経過して、いま落ち着いてそんなことを考えている。

カメラは実用品の時代を終えて、いま嗜好品であり趣味のアイテムとしての時代を迎えている。なわでもかんでも無理してカメラで撮る必要もなくて、なにげない普段の記録はスマホカメラで撮ればいいと思う。でも、そんな合間にね、気持ちが少し高揚するカメラを持って出かけるシーンというのが、日常を少し豊かにしてくれる。そんな時に持ち出したいのが、このNikon Z fcというカメラ。

カメラの歩む道を、ひとつ新しく提示してくれたZ fc。そして、そのZ fcによって新たにカメラを持ち始めた人がいるかと思うと、なにか幸せな気持ちになるのは僕だけだろうか。

追記)作例的な記事も二つほど載せておこう。その他、このブログの中にはZ fc関連の記事はけっこうたくさんあるので、カテゴリー選択かブログ内検索してみてください。

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