カジュアルなNikon Z fcを、ちょっとジェントルなZ fcに。

革ケースを装着したNikon Z fc

結論から言うと「革ケースを装着すると、想像した以上にZ fcを手に持った時の質感が上がるよ」という話なんだけどね。

Nikon Z fc用の〈TP Original 革ケース〉が届いて、グリップ力がすこぶるアップした。注文していたNikon Z fc用の革ケースが届いたんで、早速装着してその感触を確かめてみた。いやあ、結論から言うと、凄くグリッ...

数日前にZ fc用にTP Originalの革ケースを購入したことを書いたのだけど、見た目はもちろん雰囲気が出るんだけど、それ以上にやはり触り心地がかなりいいぞと。

Nikon Z fcというカメラは、見た目のデザインは往年のフィルムカメラ Nikon FM/FE風なんで、その印象があってZ fcもどこかどっしりとした本格的カメラの質感をイメージする人が多いと思うんだけど、実際のZ fcは想像以上に軽くて拍子抜けする人もいたりする。僕も最初にZ fcを手に持った時の印象はそうだったかな。

でも、その軽さこそがZ fcのミソでもあって、Z fcの「c」は文字通りCasual＝カジュアルのcで、Nikonとしては女性やカメラビギナーの人にも軽やかに手にしてほしいという狙いもあって、軽く、しかも比較的手に入れやすい値段で仕上げてきたカメラなんだよね。

FM/FEのイメージから、フルサイズだったら良かったのに、と言う声もあるけど、僕がAPS-Cのカジュアルサイズで良かったなとあらためて思うのは、この革ケースをつけてみた時の印象というのがある。

革ケースをつけると、当たり前だけど少しボディに厚みが出るんだけど、それがまさに厚すぎずにちょうどいい大きさに収まるということ。素のボディの合皮より指が滑りにくくなってグリップ力が上がるうえに、なんというのかな、手の中にしっくり収まるその感触が実に上質でジェントルな印象になるんだよね。

革ケースを装着したNikon Z fc

これが、元のボディがフルサイズだったら、こうはいかないと思う。ミラーレスとはいえフルサイズなら元々のボディの厚みがどうしてもけっこう出ちゃうし、そんなボディにこうしてアクセサリーとして革ケースをつけたら、もっとボテっと厚い手の感触になる。まさに、Nikonとしてはフィルムカメラに革ケースをつけた時の感触に収まるようなイメージで、APS-Cサイズをチョイスしてるんじゃないかと体感的に感じるんだよね。それは、富士フイルムのXシリーズのカメラたちにも感じるポイント。

もし、Z fcを手に入れてみたものの、ちょっとカジュアルすぎて、もうちょっと上質感が欲しいんだよなあ、と感じている人がいたら、ぜひ革ケースの装着をおすすめしたい。僕が装着しているTP Originalのものでならカラフルな各色が選べるし、それ以外のメーカーからもいくつかZ fc用の革ケースが発表されている。

カラーバリエーション張り替えサービスを利用してもいいけど、ボディ本体はそのままに、こうして革ケースで雰囲気を変えるのもまた選択肢としておもしろいと思う。なにより見た目も、手に持った感触も、いろいろ質感が上がるのが、カジュアルなZ fcならではの着せ替えファッション的なおもしろさだと思う。

数日間使ってみて、あらためてそう感じたんで、少しブログに書いてみた。いやあ、僕はカメラにはケースつけない派だったんだけど、Z fcがきっかけでなにやら革ケース装着願望が芽生え始めている笑。とはいえ、すべてのカメラに装着し始めたら大変なコストになりそうなのだけど笑。