まあ、みんながみんなランニングしてるわけじゃないだろうから、それは散歩に置き換えてもいいんだけど、せっかくランニングで少し遠くまで走ってる人はけっこうシャッターチャンスに遭遇してるはずだと思うんで、ここではランニングとカメラの話をしてみたいと思う。
そう、そのランニングの時にポケットにつっこんで走るのに適したカメラが、このRICOH GRである。僕はゆるランだけどここ10年くらいいちおうRunを日常的に続けていて、せっかく外に出るならカメラで写真が撮れれば趣味の一石二鳥だと思い、大体Runの時はGRといっしょだ。
GRといっしょに走り始めた時は、まさにこの初代APS-CのGRと走り始めて、それこそ出張先なんかでも時間があればGRといっしょに辺りをランニングしていたんで、朝の静まり返った都市の光景とか、イルミネーション的な夜の夜景なんかもいろいろと撮ってきた思い出がある。
数年前にGRからGRIIIに持ち替えた時期があって、ひと頃はGRIIIと走ってたんだけど、GRIIIから手ぶれ補正がついて、これが走ってると中の機構がカタカタと揺れてちょっと気になることなんかもあって、いまはCCDセンサー時代のGR digital IIIや再び買い直した初代GRといっしょに走ってる。
GRは出っ張りの少ないスクエアなボディが、ポケットに入れやすいんだよね。コンパクトなカメラは他にもあると思うけど、APS-Cセンサーの余裕ある描写や、開放f2.8のボケも秀逸なGRレンズ、あとポジフィルム調やハイコントラスト白黒で撮れることなんかを考えると、やはりトータルではRICOH GRがランニングカメラとしてはいちばん優秀だなと思う。
ランニングの時にそもそも写真なんて撮る余裕があるのかと言われそうだけど、そこは単純に立ち止まって撮ってる笑。ゆるランだからこそかもしれないけど、休憩がてら所々で立ち止まって走るのは僕は全然OKというか、ずっとそうやって走ってきたから特に違和感もない。走ってる時って必ずヘッドホンで音楽聴きながら走ってるから、音楽のリズムにのりなからシャッターを切るっていうのが、また雰囲気高まっていいんだよね。
しばらく東京の街を走ったりしていないけど、東京の夜の街を走ってる時なんかは広角スナップが実に気持ちいい。それからすると、自宅の周辺なんかは特に変わった建物があるわけでもないけど、APS-CのGRなら割と寄りの写真を背景ボケとかで楽しむこともできるんで、GR digitalもいいんだけどセンサーサイズの大きなAPS-CのGRがおすすめだと思う。
Runの最中って孤独というか退屈でもあってね。いつもの道をただ走り続けるのはどこかランニング嫌いにもなりかねないんだけど、そこで音楽を聴いたり、こうして写真を撮りながら走ることで気分を紛らわせることもできる。それでいて、僕の生きがいでもあるシャッターを切れるわけだから、これはもう理想的な組み合わせだ。
いまならフルサイズ換算40mmのRICOH GR IIIxとかも出てきてるし、まさにふだん目線でランニング中の光景を切りとるのにはベストな一台かもしれないね。まあ、僕はカメラを始めた初期の頃からGR党なんでGRしか思い浮かばないけど、もしかしたらGR以外にもうってつけのカメラがあるのかもしれないね。いずれにしても、どうせランニングするならカメラといっしょが楽しいよ、というお話でした。ぜひ一度、お試しを。意外と世界が変わると思うよ。
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