発売から一、ニヶ月が経過しただろうか。僕は発売日に届くような感じで購入したのだけど、その後なかなかの売れ行きのようで、PENTAXファンの一人としてもうれしいかぎりだ。
それは売れると思う。だって、この時代に新発売されたカメラが3万円台前半で手に入れられるのだから。
そりゃ、カメラがこれだけ高機能化してスマホカメラとの差別化を図る時代だと、カメラの性能もどんどん上がり、いまでは10万円以内で買える新品カメラを見つけるのもなかなかむずかしい。
そんな中にあって「水深15mまで使える」とか「2mの高さから落下させてもまあ大丈夫」とか、スマホカメラには無い特徴をひっさげて、それでいて3万円台前半で手に入る新品カメラなわけだから、これは当然気になる。
実際、僕も梅雨の真っ只中に手に入れてからというもの、それこそ雨の中でも使い倒せたし、ランニングやウォーキングのお供、さらにはクロスバイクで出かける時も無造作に首からぶら下げて持ち出したりと、シーンを選ばず使えるメリットを最大限に享受しておる。
なんといっても、デザインがまたいい。たぶんこのデザインは、PENTAX 17を手がけたTKOさんが関与してるんじゃないかと思うけど、その無骨でいかにも丈夫そうなフォルムは、アクセサリー的にもとてもカッコいい。
コンデジもデザイン次第でここまで個性が出るのかと、ちょっと感心するレベルの仕上がりだと思う。
それでいて描写もなかなか味のある撮影モードが多彩に揃っていて、日本スタイルモードで撮ると昭和なフィルムカメラのアンダーなエモさなんかもある。大きめのデータサイズで撮ると、その画質もなかなかのもので、本格的にも十分使える。
あと、ズームがあるのが、いろんなシチュエーションで便利。僕はそれまでこういうお出かけの時には単焦点レンズのコンデジを持ち出すことが多かったけど、ズームを一度使うとやはりそれはそれで便利。ズームに味をしめて、その後ズームコンデジをさらに一台新調したので笑。
詳しい性能は、PENTAXの公式サイトやマップカメラさんのレビュー動画を見てもらうとして、兎にも角にも3万円台で手に入れられる新品のユニークなコンデジとしてはなかなか注目の一台。
登山が好きな人が使っていたり、お子さんの手軽な入門機として使ってる人がいたりと、その少々手荒く使ってと心配いらずの頑丈さがなんといっても個性のPENTAX WG-1000。
これからの季節だと、それこそ雪山に連れてったり、ウインタースポーツに持ち出したりもできる「使い倒せる手軽なカメラ」の筆頭ではないだろうか。PENTAXのカメラは、やはりちょっとハートに訴えてくる魅力がスパイスのように効いているのだ。
お店で触るもよし、安いからもう思い切って買って試すもよし。こういうカメラが一家に一台あると、ちょっと行動範囲なんかも広がると思う。要チェックの一台です。
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