PENTAX K100D

安くて美味い、PENTAX K100Dはいいぞ。

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PENTAX K100D, FA 43/1.9 Limited

先日、CCD時代のデジタル一眼レフ機であるPENTAX K100Dを購入したとブログに書いたけど、その後使っていても実に良いのである。こんな楽しいカメラが一万円を切る値段で手に入ることに、まずワクワクする。

登場は2006年だから、もう17年前のカメラになるんだけど、正直そういう古さはまったくと言っていいほど感じない。これはその頃の製品であるNikon D200やNikon D70なんかにも感じることで、一眼レフの基本性能というのはこの頃すでに完成の域にあったのだろうと感じる。

K100Dに関していえば、画素数は610万画素、感度はISO3200、シャッタースピードは1/4000s。たしかに現行のミラーレスカメラなんかと比べれば数値的には劣るが、写真機として日常的に楽しむ分にはなんら問題ないのである。むしろ、フィルムカメラの延長のような、一定の制限のなかで工夫して撮るのがたのしい。

PENTAX K100D, FA 43/1.9 Limited

そうそう、このK100Dには手ぶれ補正が載せられている。たしか2段か3段分くらいだったかな。実用的な感度をISO800やISO1600までに限定してみたとしても、手ぶれ補正の効果も加味すれば屋内撮りなんかも気にせず撮れるんじゃないかと思う。フィルムカメラ時代と比べれば、実用的にもやっぱり便利なのである。

あと、このK100Dはエントリークラスとして位置付けられてるんで、サイズもコンパクトで重量も軽いのがいい。厚みこそミラーレス機よりはあるけど、持ち歩く時の軽快さという点でいえば、エントリークラスのミラーレス機と大して変わらず携帯できる。これだけ万能な性能を考えると、昔の古めかしいカメラみたく位置付けるのはあまりにもったいないのだ。

僕はK100Dの他に、K10DやK-70なんかも使っているけど、PENTAXのデジタル一眼レフにはその他にも使ってみたくなるラフ機が実にたくさんある。CCD機もまだまだあるし、CMOS機も加えると選択肢は実にひろい。しかも、Kマウントレンズもフィルム時代のものも含め豊富だ。

PENTAX K100D, FA 43/1.9 Limited

で、なんといってもうれしいのが、カメラもレンズも安いこと。趣味であれこれ試して遊ぶなら、やはり安いに越したことはない。しかも、安モノではなくて、かつてのいい製品が安くなったモノだから、撮影体験としてもしっかり上質だ。ここが大事。写真機としての濃厚な撮影フィールという点では、安いミラーレス機よりもカメラらしさを堪能できるだろう。

この時代のカメラたちは、ある意味、古き良きニッポンのモノづくりの歴史を感じられるのもいい。カメラとレンズを合わせても3万円もあればいいセットが見つけられるんじゃないだろうか。フィルムがなかなか高騰するなか、フィルムからデジタルへと移行していったまさにその時代のデジタル一眼レフを堪能してみるのも、時代の流れをなぞってみるという意味でおもしろいと思う。

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