カメラへの思い

持っていることを忘れるかのような、コンパクトなカメラは貴重。

PENTAX Q-S1, 01 Standard Prime

PENTAX Q-S1。このカメラはこう見えてRICOH GRより小さなボディサイズで、しかもレンズ交換式という優れもの。しかしながら、こうした時代の小さなセンサーを積んだコンパクトなカメラたちは、年々性能が飛躍的に進化したスマホカメラの台頭と入れ替わるように、カメラメーカー各社から姿を消していった。

たしかに、こうした小さなセンサーサイズのカメラで撮る写真は、豊かなボケを期待するようなものじゃないんで、平面的な描写の写真で良ければスマホカメラで十分じゃない?というのはある。

でも、例えばこのQ-S1に装着しているレンズそのものはなかなか優秀で、もしこのQ-S1が本格一眼レフや本格ミラーレス機と同じAPS-Cセンサーを積んだならば、これはなかなか破壊力のあるスナップライフが楽しめるんじゃないかと思うわけである。

そんな可能性を感じる要因は、やはりRICOH GRの存在だろう。ほぼこのQ-S1と同じ大きさでAPS-Cセンサーを採用しているだけでなく、手ぶれ補正まで積んできて、いま人気を博している。その様子を見るに、レンズ交換式のカメラでもファインダーレスであればコンパクトな本格機が作れるんじゃないかと。

技術的な知識が無く適当に妄想して恐縮だけど、そんなことを素人ながら思うのである。それはやっぱり、カメラは小さければ小さいほどライフスタイルが広がる可能性を感じるから。小さいカメラだと何処へでも躊躇なく持ち出せるし、なんなら持っていることすら忘れる自由さがある。

RICOH GRIII

カメラで撮ろうと強く意識することなく、ふと気が向いたらそのシーンを何気に本格カメラ&レンズでパシャリと記録する。そのラフな感じが日常の生きてる!っていう感じのスナップ写真を生み出すと思うんだな。そう、カメラは持っていることを忘れる存在くらいのほうがいい。

首や肩からぶら下げていても、その存在を忘れるくらいの軽さとなると、APS-Cセンサーのカメラで成し遂げるのはなかなか至難の業かもしれないけど、テクノロジーの進化に期待するとするなら、僕はそういうコンパクトな高性能化こそ、大いに期待したい。

スマホカメラで撮るのも便利で良いんだけど、カメラを持ち歩く姿、カメラを構えて撮る姿というのはやっぱり絵になるし、生活の中に創造的で文化的で香りを作り出すと思ってる。ふと、休憩する時にテーブルの上にカメラを置いたその光景が絵になるとかね。

だから、カメラメーカー各社には、やれ技術の進化を大型のプロユース的なカメラにばかり向けるんじゃなくて、ミラーレス機の本当のメリットである小型軽量化に向けてほしい。で、そのデザイン性や存在感の豊かさで、スマホカメラとは別にあえて持つ魅力をまた再発見させてほしい。

世は人類史上、最も大量に写真が撮られているSNS時代だからね。僕はそこにカメラの可能性は必ずあると思ってる。カメラにはまだまだ未来があるのだ。

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