カメラへの思い

全国各地のカメラのキタムラが、僕らの日常を支えている。

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全国各地で頑張ってくれてるカメラのキタムラ

これは過去も何度か書いたことがあるんだけど、僕がカメラを購入する時は新品ならほぼ100%、中古でも50%ほどはカメラのキタムラで購入している。

きっかけはかなりシンプルで、初めてのカメラであるデジタル一眼レフを購入する時に職場の同僚におすすめのお店を聞いたら

「カメラのキタムラがいいですよ!。なんたって“カメラの!”って名乗ってるくらいですから。私は以前カメラバッグもサービスで付けてもらって、さすが!と思いました」

と強いアドバイスが返ってきたんだよね。あ、僕は決してカメラのキタムラの回し者ではありません笑。

で、その話を聞いた夜には、仕事帰りに通り道のカメラのキタムラに立ち寄って、Nikon D5300のレンズキットと単焦点レンズを買って帰ったのが初めての出会い。

Nikon D5300

いや、でも、完全なるカメラ初心者の僕にとって、カメラに精通した店員さんのアドバイスはほんと頼りになった。

なにより、ご本人が昔からのカメラ好きで、経験談とかカメラ好きの作法とかをペースにアドバイスしてくれるから、安心感が半端ない。

実はそれ以来、新品のカメラはずっとその店員さんから買うことになる。

Nikon D750, 24-120/f4

ちょっとした撮影に関する質問なんかがあると帰宅時にのぞいては、適切なアドバイスをもらい、欲しいレンズがある時は本音でメリットやデメリットを聞く。

このあたりは、やっぱり家電量販店ではなかなか体験できない接客なんじゃないかと思う。

買う時もカメラのキタムラなら、売る時もカメラのキタムラ。やっぱり、そのカメラを世話してくれた店員さんだし、僕がどういう扱い方をしていたかも知ってくれてるんで、買取価格も頑張ってくれる。

あまりに仲良くなりすぎて、多少余分にカメラやレンズを買ってしまった気がしないでもないけど笑。

RICOH GR APS-C初代

実は、その店員さんはもう他県の店舗へ転勤になって、今はいないんだけど、なんとなく常連客的に顔を出していたこともあって、今も後任の店員さんたちが実に良く対応してくれる。

あれは、やっぱりカメラ好きの人たちが集う、カメラのキタムラの企業文化みたいなものだろうね。

僕とカメラのキタムラの付き合いがさらに加速したのが、フィルム撮影を始めてから。

ある日ひょんなことから、このカメラのキタムラでフィルムカメラのNikon FEを中古で買って帰ることになり、以来中古コーナーをのぞくのがまた習慣になっていった。

僕の初めてのフィルムカメラ Nikon FE

そう、カメラのキタムラはある意味、現代に残る貴重な「フィルムとフィルムカメラの全国チェーン店」なのである。

もうここ最近はどこでもフィルムが買えたり、現像やプリントを受け付けるお店を探す方がむずかしい。

先日、写真家の加納さんがツイートされていたけど、カメラを売っていても現像やプリントの類に対応していないお店もあって、そう考えると全国各地にあるカメラのキタムラが実はそうしたフィルムニーズを支えている…というニュアンスのことをおっしゃっていた(ニュアンスが間違ってたらごめんなさい)。

もう、ほんとその通り、と僕は思った。

東京とか大都市ならまだフィルムで写真を撮ることを支えるお店なんかも割とあるだろうけど、地方都市なんかへ行くとそうもいかなくて、フィルムカメラを買うのも、フィルムを現像やプリントに出すのもなかなか近所にはそうしたお店がないと聞く。

今となっては懐かしいFUJI業務用100

昔はたくさんお店もあったんだろうけど、何年閉店するお店が多くて、キタムラも郊外店は畳んたりもしてるけど、それでも全国各地に最後の砦として存在するのがカメラのキタムラであることは間違いない。

こういう時代だから、たしかに中古カメラやフィルム現像なんかもネットで注文でもいいんだけど、物理的に自分の行動半径の中にそうしたお店が存在するかどうかっていうのは、実はライフスタイルに及ぼす影響はかなり大きい。

カメラや現像、プリントのこととかって、ある意味繊細な手ざわり感覚の製品でありプロセスが大事だから、見て、触って、会話してという流れのなかで、いろんなことを学んでいく。

かつてはキタムラ以外にもそうしたコミュニケーションをとりながらカメラや現像を託せるお店が全国各地にあったけど、いまはさすがに希少で少々マニアックな場へとなってしまった。

Nikon F6

僕は中古カメラだとよく行くお店が3店ほどあるんだけど、キタムラはやっぱりいちばん立ち寄る頻度が多い、ホームグラウンドのような場所。

フィルムもデジタル(新品/中古)も両方扱ってる唯一のお店だから、やっぱりいちばん楽しめるし、カメラ好きの人たちのお店という空気もあって居心地もいい。

それこそ、カメラのキタムラがもし無くなるようなことがあれば、それはフィルムに関してはほぼ僕の中で終わりを告げるような出来事になるのは間違いない。

いや、全国各地のキタムラのお店がもし今以上に減ってしまったら、それこそネット購入をのぞけば地方都市でのフィルム生活は、なにか味気ないものになる気もする。

カメラ界に与える影響も甚大なものになるだろうね。

TP Original 革ケースを装着したNikon Z fc, Viltrox AF 56/1.4Z

だからというわけじゃないけど、僕はここまでお世話になっているカメラのキタムラへ敬意を表して、これまで以上にカメラのキタムラを利用することを意識し始めている。

もちろん、他の個店のカメラ屋さんも利用しないと、それこそそちらも経営がよりシビアだろうから、ここはなかなかむずかしいのだけど、それも含めてカメラ文化の裾野であり土台を支えるキタムラを気持ちとしては応援していきたいなと。

これまでも心の中でうっすらとはそんなことも考えていたんだけど、先日の写真家の加納さんのツイートを見て、よりはっきりとそう思うようになった。

僕は僕にできることとして、カメラのキタムラのバナーを貼ることにした。普段はお店利用がほとんどだから、あまりサイトの方を見たことがなかったんだけど、よくよく眺めてみると、あたりまえにけっこういろんなカメラ関連情報も見て取れる。

僕のカメラ人生は、冒頭に書いた通り、ほんとカメラのキタムラがあってこそのもの。

お互い、いい歳をとり続けていきたいなという思いも込めて、お店をのぞいたりサイトをのぞいたりしようと考える、2022年の年末である。

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