それでなくてもまだまだ珍しいであろうトイカメラPaperShootの、さらに付属品である「マクロレンズ」について知りたい人がどれほど存在するのか?というのはあるけど、まあ僕も実物を前に少し悩んだし、ここは個人的にも備忘録として少し書き残しておこうと。
このPaperShootは、台湾初の大人のデジタルトイカメラという謳い文句で、知る人ぞ知るみたいな存在のカメラ。SNSやYouTubeで検索してみると、日本に登場した一、二年前にはけっこうレビューされていた人も見かけるのだけど、まあまだまだ知らない人が多いカメラだと思う。
でも、なかなか画期的なカメラで、ご覧の通りカードのように薄いボディで、まさにペーパーを二つ折りしたようなボディの中に基板がむき出しのなんともクールな作りになっている。詳しくは公式サイトをご覧ください。
で、レンズは固定で超広角22mm、f2.2のものがついているのだけど、僕が選んだセット内容には二つのオプションレンズもついていた。この基本レンズの上にアダプターをつけて上に被せるように付け足す仕様なんだけど、ひとつはより広角になるWide Angle Lens、そしてもうひとつがこのマクロレンズになる。
僕の場合は、22mmでも相当広角だと思ってるんで、よりワイドになるレンズはまだ未装着だけど、マクロレンズは辺りを散歩するのにいいかもとちょっと試し始めたところだ。
が、しかし、簡単に装着はできるものの、撮影のほうはなかなかむずかしい。最初は適切な距離も分からなかったから、まあレンズ先端から10cmほど離れた寄りの状態で撮ってみたのだけど、もう軒並みピントが合わない写真を量産して、むむむ、これはコツを要するぞと思った笑
そのピント外れを量産した写真もいちおう参考までに貼っておきます。
でも、やはりレギュラーレンズだと近所を散歩するには余計なものがいろいろ写り込みすぎるので、やっぱりマクロレンズも再チャレンジしようと、懲りずにまた今朝、持ち出してみたのである。
なんとなく「きょうは、グッとさらに接写して試してみよう」と。なんといってもEVFも背面モニターも無いカメラだから、ひとまず試写といっても撮影時にはすぐ画像は確認できないから、ひととおりシャッターを切ったら、帰宅してSDカードリーダーで読み込んで初めて写真と対面になる。
で、今朝の写真を確認したら、お!先日よりはピントが合い始めてるじゃないか!と笑。で、何度も散歩に出かけるわけにもいかないから、あとの微調整は自室でPENTAX 17を被写体に少しずつ距離をずらして撮ってみたわけだけど、そうすると、どうやらレンズ先端から2〜3cmでピントが合うことがわかってきたのである。
いやもう、ほんと、大した情報でもないけど、きっとどこかの誰かも同じようなシチュエーションで悩むんじゃないかと思って、とても作例的写真とは言えないのだけど、いちおう文章とその写真を残しておこうと思ったのだ。
どうだろう笑。トイカメラのトイレンズに、さらにトイレンズをかぶせているような状態だから、キレのある写真というわけにはいかないけど、これはこれでアリなんじゃないかと僕なんかは思う。なにせ、綺麗に写りすぎないことを目的に手にしたトイカメラなので。
で、結論を言うと、僕は今後も使うよなと。嫌いじゃないので、こういう写り。こうなると、もうひとつのWide Angle Lensのほうも街撮りできる時には一度試してみたいとも。街撮りはそもそもレギュラーレンズも試してみなきゃだけど、このトイカメラはストリートでそのザラつきがさらに生きそうなので。
というわけで、今夜はかなりレアな話だけど、PaperShootのマクロレンズのことを少し書いてみた。参考になる人はかなり少数な気がするけど、まあそれがこのブログ「記憶カメラ」なので。奇跡的にも「参考になったよ」という人は、またSNSのほうにでもコメントください。よろしくです。
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