PENTAX K100D レビュー

一万円ほどで手にできる、PENTAX K100Dという低画素CCDレフ機の幸福。

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PENTAX K100D, smc FA 43mm f1.9 Limited

このブログ「記憶カメラ」も書き始めて10年になる。もともと書き始めた時もなにかカメラやレンズの詳細スペックなどをレビューするつもりはまったく無く、それよりも「カメラがあるなにげない日常の心地よさ」みたいなものを伝えられたらな、というのがある。そして、それはいまも変わらない。

僕が写真を撮ることをiPhoneカメラからカメラで撮ることに変えた頃は、まだまだいろんなモノが値段も比較的安く、それこそフィルムも24枚撮りネガカラーなら一本200円で買えたから。

でも、スマホカメラとの差別化を図るカメラはミラーレス化したり高機能したりで、それに為替の影響なんかも加わって、いまはどのカメラもかなり高価になってきた。

PENTAX K100D, smc FA 43mm f1.9 Limited

「カメラを身近に置いて、日々の暮らしの中に入れると楽しいよ」と語りつつも、肝心のカメラが高価すぎては意味がない。だから、ある意味、少し意固地になってでも、安くていいカメラ、いや正確にいうと「いいカメラなのに、安く手に入るもの」というのもとりあげたいという気持ちが強い笑

そこで、ひとつ紹介したいのが、このPENTAX K100Dという一眼レフ機だ。写真だけ見るとちょっとサイズはイメージしづらいかもだけど、実に軽量コンパクトでミラーレス機と十分戦える軽快さがいい。

PENTAX K100D, smc FA 43mm f1.9 Limited

しかも、カメラ好きなら気になるCCDセンサー時代の製品。かつ、僕が最もいいなと思うのはその低画素ぶりだ。610万画素くらいだったかな。いまは2000万画素くらいがスタンダードだと思うから、そうだな、感覚的には古いiPhoneカメラと同じような画素数だろうか。でも、そこがいいのだ。

僕個人的にいえば、昔のスマホカメラの低画素っぷりは、いい感じローファイで良かったなと思う。だからといって一眼レフであるK100Dがそんなスマホカメラのようなローファイ画質だというわけじゃなく、当然ながらその写りはさすが一眼レフ。でもね、そこにいい感じでやわらかさがある。ここらが僕なんかはたまらない。

PENTAX K100D, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K100D, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K100D, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K100D, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K100D, smc FA 43mm f1.9 Limited

参考にいくつか撮影した写真を貼っておくので、なんとなく参考にしてもらえれば幸いだ。詳しいスペックはメーカー公式のリンクを貼っておくけど、まあいまさらスペックで手に入れるカメラじゃないので、気になればもう入手して試してみたほうが早い。なんといっても一万円ほどでボディは手に入るから。レンズもPENTAXのMFレンズなら数千円だからね。

ボディとレンズを合計しても二万円以内に収まるんじゃないかな。いまどきのカメラセットの1/10以下だろう。じゃ、満足度も1/10なのかといえば、そんなことがあるわけがない。むしろ味があって、こういうモノこそ写真機と呼びたくなる満足感があるだろう。

使用感みたいなものは、過去記事を貼っておくので、それらを見てもらえたらと思う。(下にスクロールするとK100Dの関連記事もあります)

安くて美味い、PENTAX K100Dはいいぞ。 先日、CCD時代のデジタル一眼レフ機であるPENTAX K100Dを購入したとブログに書いたけど、その後使っていても実に良いので...

まあ、なんか高騰し続けるカメラの流れにちょっと抗いたくて、きょうはエイヤッとK100Dのことを書いてみた。そう、これこそプライスレスの世界の話なのだ。安い機材を手に入れて、使い込んで、ちょっとかっちょいい写真を紡ぎ出すなんて、これほどクールなことはないだろう。趣味の写真の醍醐味は、そこにあるのだ。

追記)今朝、値段を見たら少し上がってた。たぶん、最安値のモノからだんだんと売れていってるんだと思われる。それでも安いけどね。