たぶん世の中的にも「ペンタックスのカメラは雨風や氷点下にも強く丈夫」というイメージがあるんじゃないかと思うけど、僕もそうした強い信頼をペンタックス機には抱いている。
正確にいうと、ペンタックス機のすべてが防塵防滴仕様や耐低温仕様じゃないと思うけど、僕はボディが防塵防滴仕様ならレンズは古いマニュアルフォーカスレンズなんかでもずぶ濡れな感じじゃなければ連れ出している。良い子は真似しないでいただきたいが…。
でも、感覚的にはボディ全体の表面が濡れて水が滴るようなら、レンズ部も動かさないし、シャッターも切るのはやめておく。で、屋内に入ってから各部を動かさないままそっと自然乾燥をするようにしている。いまのところ、これで故障したりしたことはない。
昔のことは詳しくないのだけど、ペンタックス機はフラッグシップ機やミドル機じゃなくても防塵防滴機がラインナップされていたイメージがあり、それもあってか山登りをする人たちにもペンタックス愛好家が多い気がする。
それこそ、山なんかはじぶんの命を守る行動が第一だから、そんなにいつもカメラやレンズを守ることばかりに気を遣っていられないだろう。そんな状況下でも、天候などを気にせず機材のことをある意味放っておけるのは、実は高度な最高性能だと言えるんじゃないだろうか。
そんな高尚な話とは次元がまったく違うのだけど、基本的に毎日カメラを持ち出す僕としては、たとえ散歩であっても雨風や降雪を気にせず持ち出せるペンタックスはやっぱりありがたい。
古いレンズが好みなんで、それらを装着した時は多少気をつけて持ち出してるけど、けっこう荒天な時はレンズも防塵防滴タイプをつけて「嵐がなんぼのもんじゃい!」と心の中で雄叫びをあげながら僕は普段通りに突き進む笑。
でもほら、荒天の中だから撮れる空気感の写真というのもやっぱりあって、「天気を選ばすカメラを選べる」というのは最強なわけです。
いよいよ本格的は寒波到来で、ここ数日は雪もけっこう降りそうな予感。もちろん、他のメーカーの防塵防滴仕様のカメラもあるんだけど、たぶんいちばん出番が多くなるのは、やはりペンタックス。この強固なイメージを作り上げたペンタックスは、やはり類稀なブランドなのだ。
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