FUJIFILM X-Pro3

写ルンですのレンズを再利用したUtulensがやって来た。ヤァヤァヤァ。

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FUJIFILM X-Pro3, Utulens 32mm f16

カメラ好きの人にはおなじみだと思うけど、ようやくというか、僕もこのUtulensなる愛おしいレンズを手に入れた。いや、過去に何度も購入しようと検討を繰り返したと思うんだけど、なぜかふと今回、早朝の寝ぼけた時間帯にポチったのであった笑。

タイトルにも書いた通り、このUtulens(写レンズと書いたほうがいいのかな)は、あの富士フイルムの「写ルンです」のレンズを再利用してミラーレス機で撮影できるように製品化されたもの。熊本市にあるギズモンさんという会社が企画・販売している。(ギズモンさんが熊本の会社だと今回初めて知って驚いている)

焦点距離は32mmで、APS-CのXマウントだと約48mmの標準域になる。F値はf16固定、撮影距離は1mから無限遠までピントが合うという仕様だ。つまり、カメラに装着すると感度設定をいじるほかはシャッターを押すだけの、まさに「写ルンです」と同じ撮影所作でデジカメ撮影することになる。

このシンプルさがいいのだ。光学ファインダーで撮影可能なX-Pro3に装着すると、撮影直後の画像も確認しないから、まさに写ルンですで撮ってる感覚で、フィルムシミュレーション「クラシックネガ」で撮れば、想像以上に写ルンです感覚がデジカメで味わえる。今さらながら、もっと早く購入しておけばよかったと笑。

こんなミニマルで洒落た梱包で届く。
FUJIFILM X-Pro3, Utulens 32mm f16

まだあまり撮影に持ち出していないので、作例と言えるほどの写真もないのだけど、少し試し撮りした感覚では、たしかにいい感じでローファイな写真が撮れて、このレンズにハマる人たちの気持ちがよく分かる。それこそ、エモい写真を好んでオールドコンデジを使っている若い人たちにはぴったりの一本ではないだろうか。

ご覧の通り、見た目も極薄のパンケーキレンズで、カメラに装着するといかにもスナップシューターな佇まいで、それもまた写欲をかき立てる。余計な装飾を廃したようなチープシックな作りも実にチャーミング。なんか、ゆる〜く撮りたい気分にさせてくれる癒しレンズでもあるのだ。

f16なんで早朝なんかだとガンガンに高感度で撮る必要があるけど、少しのるノイズもローファイ写真的にはスパイスみたいなもの。積極的に高感度で撮るのがいいんじゃないかと思った。

この「写レンズ」にはもう一種類、写ルンですのレンズを二つ貼り合わせた「Wtulens」というバージョンもあり、こちらは焦点距離17mmで最短撮影距離も50cm、Utulensよりシャープな写りが楽しめる。そのあたりの比較も含めて、カメラ系YouTuberの井畑さんが分かりやすい動画をアップされていたので、興味のある人はぜひ一度視聴してみてください。

僕はとにかくあまく、ゆるい写ルンですらしさを味わいたかったから、元祖Utulensをまずはチョイスしてみた。安いし、軽いし、可愛いし、一度は体験しておいて損はないユニークレンズ。このエモい写りにこだわってメインレンズとして使っている人たちもいるくらいだから、これはアリです。

ひとまず家の近所で試し撮りしてみたところなんだけど、次は晴れた日に街中ストリートに持ち出して試してみたいかな。クラシックネガでそれこそ写ルンです気分で。実はいちばん「写真機らしい体験」ができるんじゃないかと思ったりしている。

◎マウントはいろいろ選べるので、じぶんの愛機にあった写レンズを選んでみてくださいな。

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