FUJIFILM X-Pro3

無くてもいいけど、あるとニッコリ。X-Pro3の背面小窓。

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FUJIFILM X-Pro3の背面小窓(サブモニター)

タイトルに「無くてもいいけど」なんて書いたけど、本当のところはこれがあるからX-Pro3が妙に欲しくなったというのもある。それほどまでに、こいつはチャーミングだ。

カメラ好きな人ならご存知だと思うが、FUJIFILM X-Pro3というカメラは、普通のデジカメに必ずある大型の背面液晶モニターというものがない。代わりにこの小窓モニターがある。

この小窓モニターはフィルムカメラにあったフィルム銘柄ポケットの大きさとほぼ同じだ。そしてご覧の通り、そこにいま使用しているフィルムシミュレーションが映し出される。そして、フィルムシミュレーションを変更する時は、この画面がそれぞれのフィルムパッケージ風デザインに切り替わるのだ。

なんて、チャーミングなんだ…。

ちなみに、この背面小窓には同時にホワイトバランスとISO感度も映し出される。なにげに実用的でもあるのだ。

そうそう、書き忘れるところだったが、いわゆる撮影直後の写真を見る大型モニターは、この背面モニターを下にパカっと開くと隠しモニター的に出てくる。つまり、撮影後の写真をモニターで確認しようと思えばできるし、メニュー画面の設定なんかもその大型モニターで行うことができる。

どうです?いいでしょ笑。

まあ、きょう言いたかったことは、それだけなんだけどね笑。とはいえ、この背面小窓があることでなんとなく「その気」になるところもあって、この存在はなかなか侮れないのだ。

こんな絶対「開発会議で冗談で受け流されてしまう」ようなアイデアのカメラ、たぶんもうこの先、出てこないと思う。こんなカメラを出してしまう富士フイルムという会社のユニークさと余裕みたいなものは、大したもんだとほんと思う。

どうやらX-Pro3の販売終了の知らせは本当のようだけど、もしX-Pro3に触れる機会があれば、この小窓のチャーミングさだけはOVF同様、ぜひ体感してほしい。たかがギミック、されどギミックなのである。

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