Leica M-P typ240

再びのライカ熱で困ったものだ。

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Leica M3, Summaron 35mm f3.5

ここのところブログやTwitterを見てくれている人はお分かりだと思うけど、今年に入ってから僕はライカにお熱だ。そもそもはフィルム価格の高騰にどこか抗いたくて、だったらいちばん思い入れのあるライカで撮ろうと思ったのだ。

で、今年に入ってからライカM3をリフレッシュして気持ちも新たに始動しようと、眼鏡付きズマロンが加わり、しばらくしてライカメーターを装着。昼は意味もなく近所のなんともない道端をM3で撮り、夜はバルナックライカIIIaで空シャッターを切っては悦に入っている。困ったものだ。

そして、さらに困ったのが、いまLeica M8が気になりだしていることだ。いやいや、そんな古いデジカメをいまさら気にするなど、いくらライカ熱とはいえどうかしていると言われそうだけど、M3に触れることはM型ライカのルーツに触れることであり、そうすると僕のアンテナにM型デジタルのクラシックとしてのルーツM8が引っかかり始めたのである。

この光景は以前にも見たことがあるような気がする。そう、僕はM3の後に手に入れたバルナックライカIIIaでライカのストリートスナップに本格的に目覚め、その後、興奮が覚めやらずM型デジタルLeica M-P typ240を手に入れたのである。M-Pは3年ほど使い込んだだろうか。

その後、思うところがあって手放し、いまはフィルムライカだけを必要最小限のレンズで時折フィルムを楽しむような付き合い方だったのだけど、まさかフィルムのさらなる高騰が再び僕のライカ熱に火をつけるとは思いもしていなかった。

実はそのライカ熱の火元に、もうひとつ、いやもう一人、重要人物がいる。写真家の菅原一剛さんだ。

かつて僕がLeica M3を購入するきっかけになったのが実は菅原一剛さん。忘れもしないけど、M3を手にすることになったその日の朝、僕はなにげにほぼ日の「写真がもっと好きになる」という写真特集記事で菅原一剛さんが説くライカの話を読んでしまい、その日の夜に初めてのライカとなるLeica M3をお店から連れて帰ったのである。困ったものだ笑。

その菅原一剛さんがM8のことを語った記事があるのだけど、これがまた再び、僕の現在のハートにちょっと突き刺さってたりするのである。(興味がある人は、以下の菅原一剛さんのブログをご覧くだされ。)

ほんと、困ったもんである。M3がいつまでも変わらないM型のルーツであるように、このM型デジタルの初代機であるM8もやけに人の心に残り続ける何かを持っているのだ。

実はもう一人、重要人物がいる。セイケトミオさんだ。セイケトミオさんのブログはもう閉じられてしまったのだけど、以前は好きでよく読んでいて、そこでもまたセイケさんが同じようにM8を溺愛していだことがとても強く僕の記憶に残っている。ある意味、菅原一剛さんが語っていることと同じ匂いだ。(追記:なんとセイケトミオさんがnoteを書かれているのを発見したので、貼っておきます。)

そんな、僕が敬愛するお二人の写真家が、現行のM型ライカを使いつつ、往年のM8を同等かそれ以上に溺愛していることが、M3に触れている中で思い出され、いま少し背中を押されている。困ったものだ。

僕的にはLeica M-P typ240を卒業した時に、もうこれから先、M型デジタルを手にすることはないだろうと考えていたのだけど、さて、どうなることやら。M型デジタルはその後M10が登場し、いまはさらにM11が出ているなかで、僕は本当にクラシックなM8に心打たれるのだろうか。そんなことを考えている2023年一月最後の夜である。

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