FUJIFILM X100VここのところLeica M8を持ち出す機会が多いのだけど、M8はどちらかといえば少しゆとりを持って構えて撮れるシーンが多い。それからすると、もっとライトに持ち歩いてサクサク撮るというシーンでは、このFUJIFILM X100Vがあいかわらず優秀だ。
光学ファインダーが選べるんで一枚一枚をじっくり撮る写真機的な使い方が楽しめるのはもちろんだけど、カメラそのものは最新のミラーレス機なんで、それこそEVFやライブビューに切り替えたり、追尾AFと高速連写を多用した撮影も瞬時にできる、まさに万能型の一台だ。
FUJIFILM X100V僕の場合は、仕事の移動の際や出張の時なんかも、大抵このX100Vを持参している。最近は列車を撮ることにハマっていて、今さらながら高速連写も多用するようになって、さすが最新のミラーレスだとX100Vのありがたみを再認識していたりする。
FUJIFILM X100Vレンズ一体型カメラなんでジャンルとしてはコンデジと分類されるX100Vだけど、レンズ部をちょっと回せばベースの35mmに加えて50mmと70mmに画角を変更することができるんで、レンズ固定で困ったという記憶は一切ない。
FUJIFILM X100V被写体にも寄れるし、それこそライカのサブ機的なカメラとしては、軽量コンパクトでなかなかいいコンビじゃないかと思う。僕は富士フイルムのフィルムシミュレーションも好きなんで、ライカとフジのその切り替え感もいい気分転換として楽しんでいる。
FUJIFILM X100V唯一悩ましいことがあるとすれば、最近は入手がなかなか困難なことかな。僕が手に入れた頃は普通に買えたけど、いまはお店にも在庫が少ないようで、ネット通販なんかだとちょっと価格が高騰していたりする。それだけ価値のあるカメラとも言えるんだけどね。
Twitterでフォロワーさんも「スナップはこれ一台あればOK」と言っていたけど、まさにその通り。見た目も威圧感を感じさせないスマートさでスナップ向き。もしお店で程度のいい在庫と遭遇したら、ぜひ手にとってその「ちょうど良さ」みたいな魅力を確かめてみてほしい。けっこうハッとする感動があると思う。
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