写真とは

「みんなカメラ買いすぎ問題」笑。

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直近でクリスマスに買ったLumix GX7MK2

僕のリアルな生活の周囲では決してそんなことはないんだけど、僕がフォローしているTwitterのカメラ好きの人たちのタイムラインを見る限りにおいては、凄いよお、みんな連日、カメラやレンズ買いまくってるから笑。いや、ほんと、日本は不景気なのかと笑。

不景気とかいう以前に、カメラという道具がスマホカメラに押されてシュリンクしてるだとか、フィルムカメラに至っては過去の遺産で年々フィルムも販売終了も目立って、いつこの世から消え去ってもおかしくないとか…、いや、ホントかな、これ。そう疑わずにはいられないくらい、カメラ好きな人たちは今日も新しい機材を迎え入れているのである。

いや、カメラやレンズなんて、趣味でやる分にはワンセットあれば物理的には事足りるわけだからね。プロじゃないんだからそんな次から次へと機材を買い足す必要はない。それでもこれだけマーケットが動いてるんだから、このカメラクラスタな人たちは凄いエネルギーを持ったマーケットリーダーだと思うよ、ほんとに。カメラメーカーの人たちは、このクレイジーな人たちをしっかり取り込んで、この人たちにもっと手厚いマーケティングを行えば、絶対ものすごいお金が動くから笑。

そういう僕も、まあ懲りずに新しく試したいカメラやレンズが日々ニョキニョキと現れ、半年前に13台まで断捨離したカメラ、元通り30台を超える数まで復元されていて、この現象に名前をつけたいけど、従来のマーケティング用語ではふさわしい言葉が見つからない。やっと見つけた言葉はカメラ業界用語ではなくて、フィットネス業界用語で「リバウンド」だからね笑。いやもう、何が起こってるのか、じぶんでも理解不能だ笑。

今年に入ってからは僕は一台も迎え入れていないんだけど、今月末には地元でクラシックカメラ博が開催されるんで、今は戦々恐々としてる。いや、ごめん、完全に楽しみにしてる。もし新しく購入するなら、どれかを手放して「入れ替え」にしたいんだけど、この断捨離後の誓いも今はなし崩しになっている。手放そうと決めたカメラを「最後に堪能しておこう」と外へ連れ出すと、また惚れ直してそのまま手元に残すことの繰り返し…。

もう、自然体でいこうと。僕は少年の心を忘れずに、好奇心に逆らわずに、思い思いの行動に身を任せていく令和にしようかと。必要なんだよ、人生には無駄と思えるくらいの夢中になれる夢や余暇、趣味がね。今日は成人の日だけど、新しく大人になる人たちに言っておきたい。好きなことは、なんとしてもやめずに続けて生きていくこと。それが、必ず何かしらの生きてく糧になる。いや、これほんと。飲み会を少し削ってでも、何かの趣味へ投資しよう。それが人生の投資になるから。

 

追記)きょうNikonとLeicaを持って近所の公園を散歩してたら、家族で遊びにきていた小学生くらいの少年が僕のカメラに気がついて、話しかけてきた。「Nikonとかですか?」。ちょっと驚いたけど「NikonとLeica」だよと答えると、さらに驚く質問が。「Z6とかZ7ですか?」と。

僕が今日手にしていたのはNikon Fだったんで、フィルム機でNikon一眼レフのいちばん最初のカメラだよなんて話してあげたんだけど、もう目がキラキラしていてね。一緒に駆け寄ってきた妹さんに「ほら、NikonとLeicaだって。凄いなあ、見せてもらって、ほら」なんてね。

あまりにその少年がNikonとかLeicaって慣れたように言うもんだから、「お父さんがカメラ好きなの?」って聞いたら、いやお父さんは別にカメラ好きじゃないですと。え、独学なの!?って、再び僕は驚いた。でも、なんというか、この少年が目をキラキラさせてNikon Z6/Z7の話とかをする感じは、僕がNikon Z6を買った気持ちと同じ種類のものだなと思った。

Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S

こういうカメラの話をするとね、やれ中古カメラを買う人はメーカーに貢献していないとかそういう話をしがちだけど、そうじゃないんだ。若い頃なんかは新品のカメラはなかなか高価で手が出ないから、中古カメラなんかを賢く手に入れて、それでカメラのルーツなんかもじっくり身につけていく。そうするとね、やっぱり心の中であったまっていくんだよね、カメラへの情熱が。

僕もそうやって、中古のフィルムカメラNikon FEでカメラに馴染んでいって、その先でよし!と新品でNikon DfやNikon Z6を手に入れた。中古カメラは新品カメラへの通り道なんだよね、実はいちばん確実な通り道。きょう出会った少年も、憧れのカメラをやがてじぶんで手に入れるその日までは、お小遣いを少しずつ貯めて中古カメラとかで腕を磨いていくのかなとか思うと、なんかうれしいんだよね。カメラ道としてね。

お父さんはある意味、この息子さんにはいきなり新品のカメラを買い与えるよりは、中古カメラを渡してあげて欲しいな。フィルムカメラでもいいし、オールドデジカメでもいい。そして、その少年が大人になった時に、あの時高価で買えなかったZ6/Z7を手に入れたとしたら、それはそれは感激だろうし、その少年は今度はじぶんへの日々のご褒美として、きっとその時代の最新のカメラも新品で手に入れることだろうと思う。

カメラの道は、そういうもの。やれ中古だからどうとか、新品だからどうとか、そんなことは些細なこと。僕はカメラメーカーには、子どもの頃からカメラにふれる環境を用意して、大人になったらしっかりと夢を叶えるという形で新品カメラを購入してくれるコアファンたちをどんどん作っていくべきだと思う。そんな活動をしっかりしていれば、カメラというプロダクトは絶対廃れない。道は続いてるんだ、どこまでもね。

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