FUJIFILM X-T5

FUJIFILM X-T5と過ごして3ヶ月、おかげで写真機らしさを楽しめている。

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FUJIFILM X-T5, XF 35mm f1.4 R

ここのところフィルムとフィルムカメラのことをブログに書いてるけど、日常のカメラとしてはやっぱりデジカメで撮ることのほうが多い。

さっき、5年前のフィルムの撮影本数を調べてみたら年間130本〜140本ほど撮っていて、さすがにいま高騰したフィルムの値段でこの本数を撮っていたら財布が悲鳴をあげる。なので、ここ5年間くらいの間に、僕は緩やかにフィルムからデジタルへとシフトしてきた。

でも、写真を撮ることイコール「機械式カメラで露出をじぶんで合わせてマニュアルで撮る」ということが頭と体に刷り込まれているので、やはりデジカメになってもその所作はなかなか抜けるものじゃない。で、自ずと「かつての写真機らしいデジカメ」を選んで使っているのだ。

そんな僕が昨年末に手にしたいちばん新しいカメラが、このFUJIFILM X-T5だ。シルバーボディの見た目からしてクラシックな雰囲気が気に入ってるけど、やはりうれしいのは感度やシャッタースピードが物理ダイヤルで操作できる点だ。

しかも富士フイルムのフジノンレンズの多くは絞りリングもついてるから、まあ感覚的にはほぼ機械式のフィルムカメラで撮る所作と変わらない。

FUJIFILM X-T5

まずその日のフィルム(シミュレーション)を決める=感度を選ぶ。最近は露出のことをあらためて復習してるのもあって、感度は大抵ISO400かISO800固定が多い。

太陽がある程度登ってきたらシャッタースピードもほぼ1/250sで固定だ。で、絞り値で露出を調整していくことが多いかな。僕はボケが好きでついつい開放で撮りすぎるんで、シャッタースピード固定で徐々に絞っていったほうがいいのだ。

で、こんなまるでフィルムカメラで撮るような手順がX-T5なら自然にできるのだ。それが僕にとっては何より心地いい。

X-T5のファインダーはX-ProシリーズやX100シリーズのように光学ファインダーが選べないEVFだけど、これも実に自然な見え方で違和感は感じない。強いてあげれば、電源が入っていないとファインダー像が見えなくて、たびたび真っ暗なファインダーに驚くのだけどね笑。

まあ、何も最新のX-T5じゃなくてもいいくらいだけど、僕の場合はX-T2以来、X-Tシリーズを持っていなかったことと、今度のX-T5がより小さくなって出てきたことで、思い切って購入することにした。年末の予想外の出費だったけど笑。

FUJIFILM X-T5

購入から三ヶ月。いまの感想としては、率直に「とても良かったな」と思ってる。これは購入動機では無かったのだけど、僕が所有しているXシリーズの中では唯一の高画素機なんで、一台くらいは高画素で撮りたい時のカメラがあってもいいという風にも感じるようになった。

実際、X-T5で撮ると、明らかに「よく解像してる」という質感の写真が撮れる。風景写真なんかを撮っても、そのきめの細かい描写の妙を楽しむことができる。レンジファインダー型のフジ機とは異なる、じっくり撮る写真機らしさが楽しめる一台でもあるだろう。

一方で見た目以上に手の中の収まり具合は軽量コンパクトなんで、小ぶりなレンズを装着すればスナップシューターとしても楽しい。そうだな、誰かにカメラをいま一台だけお勧めするとしたらX-T5が万能でいいんじゃないかとも思うから。

X-T5のことはこのブログでも過去にけっこう書いてるんで、興味がある人はブログ内検索かカテゴリーから好みの記事を見つけてもらって読んでもらえたらと思う。

まあつまり、僕のようにデジカメにも写真機らしさを求める人には当然お薦めだし、これからカメラで写真を始めたいという人にも、かつてみんながフィルムカメラで露出を学んだのと同じように、このX-T5でカメラの原点みたいなものを体感するのもいいんじゃないだろうか。

なかなか楽しいと思うよ。

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