さて、今週も金曜日の午後を迎え、いよいよまた週末がやってくる。いろんな趣味人たちがソワソワしてる頃だろうけど、写真好き・カメラ好きな皆さんはいかがお過ごしだろうか笑。
僕はといえば、ここのところ新作フィルムカメラPENTAX 17の話題もあって、ますますクラシックなスタイルの写真撮影の楽しさを再認識しているところだ。
というわけで、きょうはFUJIFILM X-T5にマニュアルレンズをつけて、さらにマニュアルモードで体感露出を頼りに散歩カメラしてみた。
EVFをのぞいて撮る場合は、どんな風に撮れるかその場で分からないフィルムカメラや一眼レフ機と比べてマニュアル撮影っておもしろいの?…という声が聞こえてきそうだが、大丈夫、これがなかなかおもしろい。
たしかにファインダーをのぞいた瞬間にマニュアル設定した露出でどう撮れるかはEVFにすぐ表示されてしまう。でも、EVFをのぞく前に歩きながら絞りやシャッタースピードダイヤルで「このくらいかな」なんて体感で露出を変えるんで、EVFをのぞくまではまさに露出クイズだ笑。
シャッターを切った後に撮影後画像と対面するデジタル一眼レフよりは早く答え合わせとなるが、それでもマニュアルで撮ると露出クイズ感覚は十分楽しめる。そして、「うん、じぶんもまだまだ体感露出でフィルム撮影できるな」なんて納得して遊ぶのである。
物理ダイヤル機のX-T5なら、それこそフィルムカメラと同様にシャッタースピードダイヤルを「125、250、500、1000、2000…」と大雑把に切り替えていくので、小刻みすぎないのも露出に揺らぎが出て良い。ちょっとオーバー過ぎたり、ちょっとアンダーすぎるところに面白みがか見出せるのだ。
日常的にただの散歩なんかにもカメラを持ち出してると、そんな劇的な被写体が辺りにあるわけじゃないから、僕なんかはほんとこうして露出の妙や光と影の交錯なんかを実験のように撮って遊んでる。
でも、フィルムだとさすがに高価でそんな遊びではじゃんじゃんシャッター切れないから、マニュアルで撮るのはむしろデジカメのほうが多数の実験ができるという意味ではよかったりする。デジタルとマニュアルはけっこう相性いいのだ。
物理ダイヤル機じゃなくてもマニュアル撮影は楽しめるし、背面モニターをオフにすればデジタル一眼レフ機なんかは撮影後写真が帰宅するまで分からない、実に楽しいフィルムライクな遊び方ができる。
そう、遊びじゃなく本気撮りの人は、体感露出マニュアル撮影ゲームなんてやってる場合じゃないけど笑、時間もあって辺りに特に目新しい街並みもないし…なんて人は、光と影ゲームとか体感露出マニュアルゲームなんかは良いと思うよ。それでも楽しいのが、まさに趣味のカメラ。
やっぱりフイルムカメラ時代に培われた写真撮影の楽しみ方は、時代を経ても変わらない永久保存版の楽しみ方なのである。
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