
2024年の令和の時代に新型のフィルムカメラPENTAX 17が発表され、世の中が驚くとともにいろんなPENTAX 17効果が見られて、カメラ界全体が盛り上がっているように思う。
特にアナログフォトの世界は、ILFORD JAPANやLomography Japanも反応して、メーカー問わず刺激を与えあってる様子や、なにやら富士フイルムも中国でカラーネガフィルムの再生産に入る模様といった一報など、僕らアマチュア写真愛好家から見てもとても勇気とか希望をもらえる空気が流れている。
これだけ国内にたくさんのカメラメーカーやレンズメーカーがあるわけだから、どこも同じようなモノを横並びで展開するより、こうして各社が独自色を出しながら、互いを補い合って結果として覚醒や化学反応が生まれることは、とても望ましい姿に思える。

僕がPENTAXのカメラをこよなく愛するのも、そういう思いがベースにある。なにもキヤノンやニコン、ソニーといった総合カメラメーカーの後追いをせずに、光学ファインダーのあるレフ機を供給し続け、モノクローム専用機に挑戦したり、今回のようにフィルムカメラを唯一無二で開発、生産に取り組む。
その姿勢は、僕らのような趣味で写真やカメラを楽しむ人間たちには、言葉にしようのないワクワクする気持ちを芽生えさせる。いや、芽生えるというより自然と五感が「撮れる写真だけじゃなく、撮影体験までも楽しみ尽くす」ということを思い出す感覚。PENTAXのカメラにはどれもそういう匂いを僕は感じる。


数日前に「僕が所有するPENTAX機たち」と題してブログをひとつ書いたのだけど、こんな個人的な記事でもけっこう多くの数の人たちが読んでくれた。
驚きだけど、それはやっぱりPENTAX機とはどこか気になる存在で、PENTAXユーザーであれば共感しあい、PENTAXユーザーじゃない人でも「何がそんなにペンタキシアンたちを燃え上がらせるのか」と興味がどこか潜在的にあるんじゃないかと思う。
幸いというか、ラッキーなことに、PENTAX機は中古モデルにしても新品モデルにしても、他社メーカーのカメラと比べると比較的手に入れやすい価格で出回っている。レンズにしても、往年のフィルムカメラ時代のレンズが一万円もしない値段で入手できて、ユニークな描写を楽しむことができる。



もちろんPENTAXには儲かってほしいが、この趣味人たちに手が届く範囲で遊び心をいろいろ提供してくれる感じは、僕は他のメーカーにない魅力だと思ってる。いわゆるプライスレス。本当に楽しいひとときは、高価なコストで計るものじゃなくて、工夫とか遊び心から生まれる。
そんなあたりまえのことを愚直に実行しているのがPENTAXブランドだと思っている。そういう彼らの願いが滲み出ているPENTAXのカメラの良さを新旧問わず、一人でも多くの人に体験してほしい。意外と人生観が変わる感覚が得られるんじゃないかと思う。PENTAX! PENTAX! PENTAX!

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