PENTAX K-1 Mark II

なぜ、いまさらK-1 Mark IIを手にするのか。

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PENTAX K-1 Mark II, FA 77mm f1.8 Limited

タイトルに「いまさら」と書いたのは、このカメラが「一眼レフであること」と「現行機とはいえもう6年前のモデルになること」という理由からだが、僕個人的にはまったく「いまさら」などとは思っていない。

もしかしたら、そろそろ後継機であるMark IIIが出るかもしれないが、それも全然納得のうえでこのK-1 Mark IIがいいと思った。それは、2年前にK-3 Mark IIIを購入する時から心のどこかで比較対象として存在したモデルだし、潜在的にずっと憧れの存在だったと思うので。

後継としてフルサイズのレフ機の新型機種が出るなら、それはカメラ界にとっても画期的で、「光学ファインダーで撮ることも選択可能」という撮影環境はバリエーションとしても理想的だ。K-3 Mark III並みの性能でK-1後継機が出てくるなら欲しいかも、という声もけっこう聞くしね。

たしかに今朝、K-1 Mark IIを初めて試し撮りしてみたファーストインプレッションとしては、レスポンスの速さ、光学ファインダーの明るさなど、すべてにおいてAPS-CブラックシップのK-3 Mark IIIのほうが優れていると感じる。

PENTAX K-1 Mark II

でもね、フルサイズならではの描写の豊かさというのはやっぱりあって、奥行き感や立体感のある風景写真を撮るなら、やはりK-1 Mark IIのほうが直感的に心に響く高揚感がある気がする。「気がする」というのはエモーショナルな写真撮影においては、数値的スペックよりも重要だと僕なんかは感じる。

センサーのゆとりによる描写の濃厚さでいえば、中判デジタルのFUJIFILM GFX50SIIもたしかに所有してるんだけど、フィルム時代にライカ判と中判が別腹だったように、デジタルにおいてもフルサイズK-1 Mark IIと中判デジタルGFXは僕の中では別腹なのだ。

まあそんな理屈めいたことを書いてはいるが、要は「K-1 Mark IIの存在がカッコよく、憧れだったということ」というのが、今回手に入れた最も最大の動機だし、このカメラをKINGたらしめる理由だろう。(下の動画は初代K-1の公式ムービーだけど、基本思想は同じなので)

そういえば、FA Limitedレンズはけっこう重いものの、K-1 Mark IIそのものの重さは1kgを超えるものとは思えないくらい、意外と軽く感じた。グリップ性能を含め重量バランスが素晴らしいからだろうか。手にすると、意外と振り回せることに驚くだろう。

あと、あの4本のステーで自在に動くフレキシブルチルト式モニターというのは、なかなかの変態である笑。K-3 Mark IIIは軽量化のために固定モニターになっているから、それからするとK-1 Mark IIはやはり真の意味での全部入りモデルなのであろう。

その他のハイテク機能はまだしっかり理解できていないので、また少しずつ理解しながら、おいおいこのブログで触れていきたいと思う。

そうそう、僕は防塵防滴のフルサイズ用のKマウントレンズを持ってないや、と思ったんだけど、ひとまずAPS-C用のDAレンズをクロップして使えばよさそうなので、風雨や気温がマイナスの時はDA 20-40mmを装着してみようと考えている。

PENTAX K-1 Mak II, FA 77mm f1.8 Limited

まあ、なんにせよ、K-1 Mark IIには初日でしっかりハートを鷲掴みされました。いや、ほんとに。上手く言えないけど、なんかハーレーに乗ってるような感覚だろうか。必要以上に大ぶりかもなんだけど、それに余裕を持ってまたがり、ゆっくりとしたスピードで道を流す歓びみたいなものかな。

こういう時代だから、よりモダンで効率的かつハイテクな道具は他にあるんだけど、それでもコイツで撮りたいと思わせる何か。その何かこそがK-1 Mark IIの最高性能だろう。

非常にふわっとしたことばかり書いているけど、嘘偽りなく、それが使い始めて初日の感想であり、このうえない満足感です。まあ、あまりいたずらにおすすめはできないけど、やはりいいっすよ、Kマウントのフルサイズ。

◎撮影した試し撮り写真はひとまずX(旧Twitter)のほうに上げ始めているので、ブログにはもう少し試し撮りを進めてみた後に紹介、ということで。

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