まあでも、撮る以前に、まずこのスタイリングがカッコ良すぎるだろうと。
あいにくまだレンズフードは未入手なんだけど、フードがなくても様になるカメラというのは、カメラ本体がいかにも「カメラらしい証」だと個人的には思っている。
で、その装着しているコンパクトなレンズだけど、以前このブログに購入談を書いたsmc PENTAX-M 50mm f2である。
僕は実は50mm f2というスペックのレンズが好きで、同じ一眼レフ機のNikon Dfにもいまは常用でNikkor-H Auto 50mm f2をつけて楽しんでいる。
Dfにも当初は明るいNikkor-S Auto 50mm f1.4を装着することが多かったんだけど、なんとなくf2のほうに落ち着いてきた。
いたずらに明るいレンズでボケすぎるより、ほどよいf2の無理しない自然な写りが気にいるようになったんだよね。
ライカでいうところのズミクロンな気持ち、という感じかもしれない。
f2なら早朝の陽射しであれば、感度を最小にすればほぼ開放のまま撮り続けられる。
K-3 Mark IIIのオールドレンズ対応機能を使って、絞り値だけボディ側もf2に合わせたら、あとは絞り優先モードでサクサク撮っていける。
撮影ポジションはPENTAXを代表する「鮮やか」で撮ってみたんで色のりは濃いめだと思うけど、開放値がf2とおさえが効いてるんで、どことなくマイルドな描写の印象。ギラギラしない感じが個人的には心地いい。
次回はもう少し絞っていいかなと思ったけど、まあ週末は心も解放されたいというか、絞り開放で撮るのが以前からの癖というか好みで、f2ならこのまま開放でもいいかな。
オールドレンズをつけて開放で撮る際は、シャッターを切る瞬間に適正露出を計ってシャッターが切れるんだけど、そのリズムがシャッター音をよりクラシックに感じさせる気がして、とにかくK-3 Mark IIIとオールドレンズで撮るリズムは気持ちいい。
やっぱりカメラはエモーショナルなものがいい。光学ファインダーとこのシャッターフィール、そしてオールドレンズの写りすぎない人間味のある描写。
こういう機材と週末を過ごすと、ほんと心の洗濯というか、異様に癒されるのである。
だから、カメラはやめられらないのである。