
いや、カッコいい。人生で初めての紅いカメラだけど、なかなか凛々しくてこのボディによく似合う。
そう、カメラ好きの人にはたぶんおなじみの、PENTAX Q-S1を手に入れたのである。
Twitterの中にいるペンタキシアンの人たちに教えてもらったのだけど、PENTAX Kマウントの「K」はKing【キング】の意味で、このQマウントの「Q」はQueen【クイーン】の意味らしい。
そういう洒落たエピソードを聞いてしまったら、どうしてもじぶんの目と手で確かめたくなったのである、QマウントのPENTAX Q-S1を。
僕の場合、そうやって運命にあるようなカメラは気にし始めると不思議と目の前に程度のいいカメラがいつも現れる。
この個体も「たしか、あのお店で見たな」という記憶があり、電話して取り置きしてもらっていたのだ。

こう見えてレンズ交換式(驚くよねえ)なので、3つの交換レンズを一緒に手に入れた。
いま装着してるのはご覧の通り「07 MOUNT SHIELD LENS」で、この他に「02 STANDARD ZOOM 」と「04 TOY LENS WIDE」を購入。
02が標準ズームで、04と07がトイレンズシリーズとなる。調べてみると01から08まで8本のQマウントレンズがあるんだね。
レンズについては、01とか06も欲しかったけど、今回はお店にあるもの中から選んだんで、まずは02、04、07の3本のレンズで試し撮りしてみようかと。
なにはさておき、とにかくこの交換レンズ群がめちゃくちゃ安くて驚いた笑。
まあ、ボディについてもレンズについても詳しいことは何ひとつ分かっていない。
でも、このルックスを見たら、もうそれだけで手元に置いておく価値があるし、あのPENTAXだから質感や写りはある程度信用してる。
ひとまずは、我らがドクター赤城さんの記事を読んで予習をしよう!というところである。
ちなみに、Q-S1っていちおうまだ現行機種なんだね。メーカー公式のネット販売ならキットや色次第でまだ新品でも手に入れることができる。
僕の場合は、カラーリングもこのガンメタルに紅いカラーがもともと気に入ってたし、02の標準レンズもブラックのほうを見つけたんで、中古でいい買い物ができたなと思う。

軽量コンパクトなカメラが好きな僕としては、もはやセンサーサイズが小さいことは気にしていなくて、そのセンサー、そのレンズで撮影可能な「制約のおもしろさ」みたいなものを楽しんでる。
このQ-S1も、いわゆるスマホカメラで代用が効くコンデジとして事実上ディスコンの運命にあるカメラだと思うけど、レンズの価値はまだまだスマホカメラよりやはり優秀だと思うんだよね。
あと、撮影ポジションを見てみると、最新の「里び」が入っていないだけで、あとは所有しているK-3 Mark IIIと同じだし、デジタルフィルターなんかも一緒。小さいけど、まさしく「PENTAX!」って感じなのである。
ひとまず、街撮りスナップに連れ出したいな。K-3 Mark IIIを街中で構える勇気は無いんで、その代わりをこのQ-S1に担ってもらおうかと。
それにしても、何度見てもクイーンのように美しい。間違いなくカメラ史に残る名機だな。
◎そういえば、このQ-S1。しろさんの漫画「カメラ、はじめてもいいですか? 第三巻」に、それこそK-3 Mark IIIと共に登場していたと思う。知らないうちにかなり影響を受けているのかも笑