
去年の12月にお店でたまたま実機に触る機会があり、思わずその場で妙に気に入ってしまい、じぶんへのクリスマスプレゼントと称して購入してしまったFUJIFILM X-T50。
購入から一ヶ月間ほど経過したわけだが、その後、無事に使っているのか?、使い心地は気に入っているのか?、などを備忘録として書き留めておこうと思う。
結論から言うと、かなり気に入っている。中身は所有しているX-T5と同じなのに購入する意味があるのか?と一ヶ月前にブログに書いたが、むしろX-T5よりX-T50を頻度高く使っている。



考えてみると、X-T5と同じ4000万画素オーバーの高画素センサーや第五世代エンジンを積んで、手ぶれ補正も載せて、それでこの軽量コンパクトさを実験しているのは、なかなか驚愕なのだ。
X-T二桁機というと、以前までの印象としては、どちらかというとビギナー向けなイメージが個人的にはあった。つまり、軽量コンパクトかもしれないけど、味という点では薄味なのだろうと。




けれど、このX-T50になってから、薄味どころかフラッグシップ機と同じ中身なわけで、そう考えると単にカジュアルなカメラじゃないという、心理的にも味の濃さを感じるようになるのだ。いわゆる「羊の皮を被った狼」的なアレである。
シャッターフィールは、ずばりX-E4のそれだと僕は感じている。X-T5のサイレントシャッター的なフィーリングに対して、このX-E4的シャッターフィールを物足りないと思うかは人それぞれだと思うが、僕はX-E4も好きだったので、つまり好印象だ。




大きさについては、これがギリギリのミニマムさかなと思う。要はこれ以上小さくなると、かえって持ちにくさやシャッターボタンの押しにくさ、各種ダイヤルの使いづらさが出る。X-T50はそのギリギリのラインを狙ってるんじゃないかな。
つまり、このサイズなら写真機として本格感や使いやすさも犠牲にならず、それでいて軽量コンパクトで描写も濃厚だから、必然的に持ち出そうと手がのびる機会が増えるのである。




ファインダーの見え方についても僕はネガティブな印象はなかったな。X-T5よりは見えにくいのかな?という想像もしていたけど、気にならないのはやはりX-E4なんかのイメージがあるからかもしれない。いずれにしても、このサイズのカメラでファインダーがあること自体がポジティブなのだ。
あとはそうだな、バッテリーが従来の小さいサイズだけど、これも他のXシリーズと使い回しができてむしろメリット。SDカードはバッテリーの横に一枚挿しだけど、これも僕は物理的になんら困らない。そうそう、ペンタ部には格納式フラッシュがあり、頻繁には使わないが意外とうれしいポイントだ。
忘れるところだった。新設されたフィルムシミュレーションダイヤルだけど、僕個人的にはあまりそこに特別な思い入れはない。もちろん使ってはいるけど、所有する他のフジ機には無いものだから、僕の使い方として絶必ではない、と受け取ってもらえたらと思う。

デメリットといえば、まあ誰もが感じてると思うけど、従来のX-T二桁機より高価なことかな。もう数万円ほど足せばX-T5が買えるんじゃないかという微妙な値段設定なので、悩める人は少なくないと思う。ただ、中身はX-T5なので、そう考えると妥当な価格帯でもある。
まあ、まだ購入して一ヶ月くらいなので、新しいモノ見たさで僕が頻度高く持ち出してるところもあるとは思うけど、衝動買い的に思わず手を出してしまったわりには、使い始めてその一つひとつの使い心地に感心しているところだ。今後ますます好きになる予感はかなりある。
というわけで、きょうはX-T50を手にして一ヶ月ほど経過した感想を少し書いてみた。もし購入候補として悩んでる人がいたら、多少なりとも参考になれば幸いだ。日々使ってみての感想続報は、このブログにてまたおいおいお届けできたらと思う。ではでは。
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