FUJIFILM X-Pro2 レビュー

新しく導入した2台のFUJIFILM Xマウント機で、退屈する暇のない日々を過ごせてる。

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FUJIFILM X-Pro2

12月というのはどこか心が弾むというか、何か一年のじぶんへのご褒美的なスイッチが入ったりする。僕も考えてみると、毎年この時期はやけにカメラやレンズが増えている気がする笑。

で、今年は二台のボディが増えた。(ここではレンズを増やした話は置いておこう)

まず一台目は、FUJIFILM X-T50だ。あらかじめ狙い定めていたカメラではないのだけど、たまたまカメラ屋さんに新品の実機がシルバー/ブラックの両色あり、せっかくだからと見せてもらったら、まんまとブラックボディに一目惚れし、連れて帰ることに。

FUJIFILM X-T50, TTArtisan AF 35mm f1.8 II

いま愛用しているX-T5と中身はほぼ一緒なわけで、物理的には絶対必要ないのだけど笑、X-T50の実物はほんといいです。これ、製品写真で見るのとは印象がけっこう違うので、気になってる人はぜひ実物を触りに行ってみてほしい。おそらく、僕と同じ行動をとるはずだ笑。

実際、日常使いしてみても、やっぱりかなりいい。何がいいの?と言われるとなかなか説明がつかないけど、異様に「なんかいい」のだ。そう、趣味のカメラはこの「なんか」という部分が実はとても重要だ。値段は高いと言われるX-T50だけど、一見の価値ありです。

そして、2台目がX-Pro2だ。2016年発売のカメラだから決して新しいカメラじゃないけど、これがねえ、めちゃくちゃいいです。

FUJIFILM X-Pro2, Nokton 23mm f1.2 SC

まあ、僕の場合はちょっと特別かもしれない。X-Pro1とX-Pro3を愛用してる身なので、このX-Pro2でシリーズすべての3台が揃ったわけで、その感慨深さもあるからね。僕は別にカメラをコレクションしてるつもりはないが、このX-Proシリーズだけは特別かもしれない。

それはやはり、FUJIFILMの写真機の「らしさ」がいちばん色濃く詰まったシリーズだから、X-Proシリーズの軌跡を体感することはFUJIFILM Xシリーズのカメラ史の目撃者となるような感覚があるのだ。

FUJIFILM X-Pro2, XF 35mm f1.4 R

特にこのX-Pro2はFUJIFILMが最も狂気的な製品を連発していた時期。そのなかでもシンボル的だったX-Pro2には、オーバークオリティといっていいこだわりと質感が詰め込まれている。そういうのは、触ると分かるし、いや、見るだけでも伝わってくるのがX-Pro2の凄さだ。

使用感は素晴らしいの一言に尽きる。ピアノブラック的な贅沢な塗りのブラックペイント、官能的極まりないシャッターフィール。もうね、ともに過ごすだけで気持ちが上がる、そんなカメラだ。いやあ、こういうカメラはありそうで、実はそうはない。

あまりに気に入ってるため、少々饒舌になってるかもだけど、まあこれだけ気に入ってると、ただその辺を散歩するだけでもすこぶる楽しい。こんなシンプルな歓びは、まさに趣味の世界では至宝なわけです。

この2台に、またいろんなレンズを取っ替え引っ替え装着していたら、退屈する暇なんかない。想像以上に充実した時間が過ごせる。いやあ、ほんとありがたいことだ。

さて、あなたのとっておきのカメラはなんだろう。じぶんがコレだと思えるカメラとの時間は、思ってる以上にじぶんの日々のエネルギーになったりする。2025年も決して良いことばかりじゃないかもしれないけど、そんな時も「愛機」があれば乗りこなせていけそうな気がする。凄いよね、カメラとは。

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