PENTAX Q-S1 レビュー

一日遅れのクリスマスカラーのPENTAX Q-S1の話。

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PENTAX Q-S1

いや、そんなたいそうな話ではないのだけど、昨晩、XのAIでクリスマスカラーのカメラの絵を生成していたら、軒並み赤系のカメラの絵が出てきて、あれ?これ、僕はそれこそ真っ赤なキュートなカメラ持ってるじゃん!と。

そう、それがこのPENTAX Q-S1のレッド/ガンメタ仕様の愛機である。いやあ、どう見てもやっぱりカッコいいな。

ペンタックスユーザーにはおなじみのQマウントシリーズだけど、もう生産販売も終了しているので、最近カメラに興味を持ち始めた人なんかは知らない人も多いんじゃないかと思う。

PENTAX Q-S1, 02 Standard Zoom

このカメラ、こう見えていわゆるコンデジではなくて、レンズ交換ができるミラーレス機なのだ。そう、いまやレンズ交換式カメラは一眼レフ機しか作っていないPENTAXだけど、かつてはミラーレス機もラインナップされていたのである。

と、知ったかぶりで書いてるけど、僕もこのQシリーズを使い始めたのはここ数年なので、いわゆるリアルタイムなことは知らないのだけど、そんな僕が現在でも惹かれる魅力がこのカメラにはあるのだ。

PENTAX Q-S1

センサーはそれこそ昔のコンデジ並みに小さいのだけど、それでレンズ交換式をめざし、その小ささに見合う専用のQマウントレンズを8つも出してしまうのだから、やはりペンタックスという会社はユニークな存在。

そんなペンタックスだから、クレイジーとも思えたこの時代に新作フィルムカメラを製造販売するという暴挙(いや、ドリームだな)にも出られたのだろう。そんなやんちゃというかピュアなカメラ好きのペンタックスに僕らも惹かれるわけである。

左がPENTAX Q10、右がPENTAX Q-S1。

このQ-S1ですっかりQシリーズに魅せられた僕は、その後Q10のシルバーも手に入れ、たまに散歩やストリートスナップに連れ出しては、その小さく街に溶け込むじぶんとQちゃんにひとりニヤニヤするのである。

昨今はオールドコンデジが若い人を中心に人気だけど、それならレンズ交換までできるこのPENTAX Qシリーズがどうだろう!とか思うわけです。Qマウントにはいくつかのトイレンズも用意されてるから、その描写もローファイでエモいといえばエモい。やはり、レンズ交換式は楽しさの幅も広がる。

PENTAX Q10

ここ最近、少し中古価格が上がってきているように見えるので、そこだけが少し気がかりだけど、その意味ではいまのうちに手に入れておいたほうが得策とも言える。価格が高いといっても、三万円もしないほどで見つけられると思うので、興味のある人は探してみるといいと思う。

あ、ファインダーは無いのでそこだけは留意を。まあ、いまどきのカメラは背面モニターを見て撮る人も多いから、そこはRICOH GRとかの感覚と同じと思えば問題ないだろう。

RICOH GR digital IIIより小さなPENTAX Q-S1

ちなみに僕は、ペンタックスはあまりに精度の良い光学ファインダーにこだわるがゆえに、ミラーレス機にそこそこな電子ファインダーを載せることは納得できず、結果としてファインダー無しのミラーレスを作ってたんじゃないかと推測している。

ここをじぶんたちで納得できるレベルになったら(そんな高精度なEVFが開発できたら)、もしかしたら新作のPENTAX製ミラーレスカメラが見られる日が来るんじゃないかな。どうだろう。

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