まあ、そんな仰々しいタイトルで言うほどのことじゃないのだけど、PENTAX 17が話題で世の中がなんだかPENTAXに注目しているので、そうか、いまがPENTAXのカメラの良さを売り込むチャンスだと笑。
いや、別に僕はペンタックスの関係者でもないし回し者でもないのだけど、このブランドのカメラたちの良さに惚れ込んでるアマチュア写真愛好家の一人なんで、できれば一人でも多くの人にその良さが伝わるといいなと。
では、アットランダムに以降、僕がふだん使用しているPENTAX機たちをダイジェストで紹介していきます。細かな仕様とか撮影写真例みたいなものは、ブログ内検索してもらって過去記事をチェックしてもらえると幸いです。
1. Asahi PENTAX SPF
まず最初はやはりフィルム機から。それこそ今回の新作フィルムカメラ〈PENTAX 17〉にも印象的に配されているAOCOマーク時代のロゴがついたM42マウント時代のカメラ史に残るといっていい一台。
もともとはブラックのSPを使っていたんだけど、断捨離した際に手放してしまい残念に思っていたところ、同じカメラ好きな方からこの美しいSPFを譲っていただき、以来わが家の家宝になっている。
フィルムカメラの描写は、フィルムとレンズでほぼ決まるわけだけど、それでいうところのSuper Takumar 55mm f1.8がまたたまらない。これからフィルム一眼レフを始めたいという人には、その洒落た存在感も含めて断然おすすめです。
2. PENTAX Optio I-10
2台目は、タイトル写真にも使ったコンデジ、PENTAX Optio I-10。アイテンと読むんだけど、ペンタックスファンならご存知の通り、あの小さな110フィルムカメラ〈auto 110〉をデジタルでオマージュしたような魅惑の一台です。
僕はこれ、たまたまなじみのカメラ屋で見かけて、その場でキュンときて家へ連れて帰った笑。こう見えてズームもできて、操作性も写りもなかなか現代的。持ち歩いてるだけで元気が出るのが最大のポイントです笑。
3. PENTAX Optio H90
これがまたなかなかキュートでヤバいコンデジ、PENTAX Optio H90。これも、もう見た目かな笑。この頃のペンタックスはマークニューソンが出かけたミラーレス機を展開していたり、カラーバリエーションの遊び心に富んでいたりと、とにかくデザインでのとんがり具合がユニーク。
写真で見る以上に、カード型のとにかくコンパクトなカメラなんで、名刺ケースかと思う手軽さで持ち歩ける。中古カメラ店で見かけたら、買い!でいいと思いまする。
4. PENTAX Q10
これは、Qマウントのミラーレス機。めちゃくちゃ小さなボディなんだけど、こう見えてレンズ交換式で、いやもうとにかく萌える笑。
センサーは小さいから大きなボケを期待するようなシステムじゃないけど、本格的な純正単焦点レンズなら意外とボケるし、ズームレンズやトイレンズなど8つのレンズシリーズがあり楽しみもひろがる。というか、もうその存在感だけで所有欲がそそられます、うん。
5. PENTAX Q-S1
Q10よりも少しセンサーが大きくなってブラッシュアップされた、Qシリーズ最後の製品。デザイン的にもクールなものになり、いま見てもなかなかお洒落じゃないだろうか。
ここまで赤色が似合うカメラもそう無いと思う。装着してるレンズはいわゆるボディキャップレンズのようなトイレンズ。もうここまでキュートだと、持ち歩くだけで気分まで軽くなる。やはりレンズ交換式はたのしいね。
6. PENTAX K10D グランプリパッケージ
ここからは、デジタル一眼レフとしてのPENTAX機たち。これはK10DというCCDセンサー機で、第一回カメラグランプリを受賞したことを記念して翌年に発売されたグランプリパッケージというモデルだ。
よく見るとカラーリングはブラウンが施されていて、ロコがゴールドで、バッテリーグリップがなかなかの迫力。APS-C機だけどまだ大柄ボディの時代で、横長の旧PENTAXロゴも泣かせる。もちろん、写りもいまだ絶品です。これは名機。
7. PENTAX K100D
これはその名からも分かる通り、K10Dの弟分的な存在であるPENTAX K100D。K10Dを使ってそのCCDの描写にすっかりやられ、同じCCD機をお店で見かけたんで迷わず購入したもの。
K10Dと比べるとグンと軽量コンパクトでビギナーにも扱いやすい。といっても写りは全然本格的なんで、この時代のCCD機を見つけたら、安いし、買いっす。
8. PENTAX K-30
これはCMOS機だけど、見ての通り独特の逆スラントのペンタ部がとにかく印象的で、これもデザイン買いです笑。昔のBMWのような逆スラントノーズは、BMW好きとしても見逃せない。
いわゆる黒死病といわれる持病持ちとも語られることが多いけど、ちなみに僕の場合は単三電池で運用すれば問題なく使えているので、購入時はそのあたりを店員さんとチェックして購入することをおすすめする。
9. PENTAX K-3 Mark III
現行のAPS-Cフラッグシップ機。このカメラを手に入れてから、僕の中のPENTAX魂が目覚めたと言っていい。購入した時は、すでに世の中はミラーレス機一色な感じだったけど、なんかずっと気になる存在で、発売から一年ほど検討し続けて、ついに購入。
その操作感と写りはとにかく素晴らしい。一眼レフとはいえとにかくモダンで、レフ機らしいフルサイズ並の光学ファインダーとキレのいいシャッターフィールは、とにかく「撮ることの楽しさ」を感じさせてくれる。登場時は高価だったけど、現在はずいぶん買いやすい値段までこなれてきたのもあり、かなりおすすめ。
10. PENTAX K-1 Mark II
フルサイズのほうの現行のフラッグシップ機。K-3 Mark IIIがあれば十分じゃないの?と僕も思ってたんだけど、まあここまで来るのは必然というか笑、やはり辿りきました。
フルサイズなんで当然、往年のフィルム時代のレンズなども実際の焦点距離まるまるで使えるんで、そこはやはり魅力かな。あと、その堅牢性が滲み出た触り心地や、とにかく絶品の官能的なシャッターフィールは間違いなく名機級。ここまでくると、たしかにMark IIIの登場を願うペンタキシアンたちの気持ちがわかりまする。
これでぜんぶかな。わが家にあるペンタックス機は10台だった。いつの間に10台にもなったのかと思うけど笑、意外とすべて満遍なく使ってるなとも思うので、やはり僕にはPENTAXが嗜好的にも合っているのだろう。
PENTAXというメーカーは、とにかく写真機好きな人たちが「写真を撮る楽しさ」の追求の足を止めることなく、いまも変わらぬ精神で作り続けているイメージが濃い。だからこそ、この時代にPENTAX 17のような奇跡の新型フィルムカメラも生まれる。
カメラを趣味として楽しむ人たちは、ある意味クレイジーな人たちだから、それを歓ばせるには作り手たちもクレイジーじゃなきゃいけない。それがペンタックスとの向き合い方だと思うし、理屈抜きに僕らが感動する部分だと思う。
企業の屋台骨が揺らぐような無理はしてほしくないが笑、ある意味独自性を忘れず、遊び心や情熱に満ちたカメラを送り続けてほしいと思う。僕らもそれに追いついていくので!笑。PENTAX! PENTAX! PENTAX!
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