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最近、僕がストリートに持ち出すコンパクト機としては、PENTAX Q-S1が多い。RICOH GRより多いくらいで、FUJIFILM X100Vと同じくらいか、それ以上だ。その理由は、まず圧倒的に小さく軽いこと、そして独特の撮影モードが気に入っているからだ。
よく使う撮影モードはカラーの「Auto110モード」と、このブログに貼っている白黒写真の「ハードモノクローム」である。
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「ハードモノクローム」はその名前とご覧の描写の通り、コントラストを上げたいかにもモノクロスナップらしい写り。しかも、F8くらいまでしっかり絞って撮ると、コンパクト機とは思えない精密な写りをしてくれる。
僕はこの日は、感度400、ss1/250、シャッタースピード優先で撮っていて、日中はかなり絞った状態、夜は絞り開放付近で撮っていたんだけど、最近この「シャッタースピード優先」も気に入っている。
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昔、Nikonのデジタル一眼レフで写真を撮り始めた頃は、それこそ絞り優先撮影ばかりでなんとなくその癖というか思い込みがずっとあったけど、ある程度絞って撮ることを覚えるとシャッタースピード優先のほうが使いやすいと気づく。
フィルムカメラが電子化された頃に、Nikonは絞り優先でCanonはシャッタースピード優先を推していたという記憶があるんだけど、ある意味Canonのほうがスナップ志向だったのだろうか。当時の開発者の方のコメントとかあれば興味深いんで読んでみたいけど。
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本当はもうちょっとアレ・ブレ・ボケになってもいいんだけど、Q-S1と01 Standard Primeレンズが実に優秀で、けっこうキリリと引き締まったスナップ写真型撮れ、これはこれでまた良いかという感じだ。
いずれにしても、スナップはとにかくシャッター押してナンボだ。そのためには、躊躇せずにサッと構えられること、そしてそもそも外へいつでも持ち出せる軽量コンパクトさこそが最大の「機能」だ。
その点、PENTAX Q-S1は最高にクールなスナップシューターのひとつ。リコーイメージングといえばRICOH GRが思い浮かぶけど、もうひとつの小さな巨人がこのPENTAX Qマウントシリーズのカメラたちなのである。
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