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もうお恥ずかしい話ではあるが、ここ数日間、居ても立っても居られないといった心境になり、ついに迎え入れることになった。Leica M8である。
なぜ、いまLeica M8を手に入れようと考え始めたかは、一昨日のブログを読んでもらえればと思う。そんなことはあまり興味はないかもしれないが…。
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2023/01/6D18EF49-ABAE-44E0-A1F2-6F1F1855573F-320x180.jpeg)
で、そのLeica M8であるが、こうして実物を手にしてみると、実にいい佇まいをしている。まるで、愛機Leica M3にエルマーを装着しているかのような姿なのである。
僕がM8を物色するのに、ひとつだけ儲けた条件がある。それはシルバークロームボディじゃないといけない、ということだ。そして、それは間違いじゃなかったと、このエルマーとの勇姿を見て再認識するのだ。
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僕が以前使っていたM型デジタルLeica M-P typ240はブラックボディで赤いライカロゴも省かれたものだったが、それ故かシルバークロームボディに赤バッジがついたM8の姿は実に新鮮で、M型デジタルを再始動するにはとてもいい気分転換でもある。
少しだけ(いや、けっこうかな)シャッターを切ってみたけど、なるほどなかなか元気がいい。登場した当時はあまりにシャッター音(というかシャッターチャージ音)が大きすぎるということで、M8.2とM9では静音化されたわけだけど、僕はむしろ存在感があって趣のあるいい音色だと感じた。
M型デジタルとしては唯一無二だったシャッタースピード1/8000sを実現するために、M型ライカとしては初のデジタル化の目玉であったろう機構のことを考えると、このシャッター音とシャッターチャージ音が実に愛おしく思えるのだ。
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現行のM型デジタルと比べるともちろんかなり安く手に入るが、冷静に考えると最新のフルサイズミラーレス機が買えてしまうような値段だから、ほんと普通の人にはお勧めしない笑。
ただ、僕のようにクラシックなスタイルのカメラが好きな人間にとっては、一度は体験しておきたいと思わせるM型デジタルの初代機がこのLeica M8。そこに当時のライカの未来への心意気みたいなものが詰まっている気がして、それはやはりハートに突き刺さるものがある。
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とりあえずは、壊れないでおくれと願うだけだが、まあ死ぬまでにM8を体験しておきたいと思ったところもあり、壊れて動かなくなるまではその真髄を堪能してやろうじゃないかと思っている。
眼鏡付きズマロンもつけてみたいし、スクリューマウントのエルマーやノクトンクラシックも試してみたい。それこそ、M3とM8の二台待ちで古い街並みを撮りに行くのもまた、楽しみである。
使用感や作例的写真の話は、また次の機会にということで。
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