カメラへの思い

ちょっと古いデジタルの一眼レフに心くすぐられる。

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SIGMA SD15

今年に入って、ちょこちょこと少し古いデジタル一眼レフを手に入れて楽しんでいる。以前からオールドデジカメは好きで、よく行きつけの中古カメラ屋さんで入手していたんだけど、なかでもいまは「一眼レフ」に手が伸びることが多い。

そのきっかけになったのは、春先に手に入れたPENTAX K-3 Mark IIIの存在だと思う。しばらくFUJIFILMのミラーレスを多用していた僕が、このK-3 IIIとの出会いをきっかけに、再び一眼レフのおもしろさを思い出したのだ。

PENTAX K-30, smc PENTAX-M 50/2

そうやって、よりコンパクトでラフに扱えるPENTAX機が欲しいと思って次に手に入れたのが、このPENTAX K-30。写真で見るより実物はかなりコンパクト。K-3 iIIのような重厚感や塊感はないけど、なんといっても機動力が素晴らしい。単三電池で運用できるのも心強いところだ。

そうやって使ってるうちに、PENTAXの過去モデルに興味を抱き始め、せっかくだからCCDセンサー機を試してみたいと思い手に入れたのが、PENTAX K10D グランプリパッケージ。

PENTAX K10D GP, smc PENTAX-M 50/2

いやあ、これも当たりだった。大当たり。まず、見た目にただひたすらカッコいい。2007年カメラグランプリ受賞を記念して販売されたこのモデルは、ご覧の通りバッテリーグリップが付いていて、なんというかエネルギーがみなぎるような迫力がある。

PENTAX機が小型化される前のモデルということもあって、なんと横幅はフルサイズのK-1より大きいらしく、そのせいもあって異様に存在感があるのだ。そこから捻り出されるCCDセンサーの描写もまたたまらない。ちょっと湿度を感じる色味は、一度体験すると誰もがやられるのではないだろうか。

そんなこんなで、今度は「描写」という観点から、もう少しデジタル一眼レフの世界を深掘りしてみたいと思った。そして、目をつけたのがSIGMAのFoveonセンサー機だったのである。

SIGMA SD15

手に入れたばかりのSIGMA SD15。いやあ、どう見てもカッコいいね。現在のSIGMAはdpシリーズにしてもfpシリーズにしてもモダンでアートのようなデザインだけど、この2010年前後のオーソドックスというか質実剛健的なSIGMAのデザインも僕は好み。大ぶりな高倍率ズームも、さすがレンズ屋さんというか、いい面構えをしている。

そして、なんといっても特色は唯一無二のFoveonセンサー。いまの最新のfpシリーズでFoveonセンサー搭載をお休みしてるSIGMAだけど、他所にはないFoveonセンサー搭載のフルサイズ機の登場を待ち侘びている人もけっこう多いはず。そんなSIGMAのFoveonセンサーの写りを、ファインダーのある一眼レフで試したかったのである。

まだそれほど試し撮りはできていないんだけど、興味がある人はTwitterのほうに少しだけ試し撮りの写真をあげているので、見てもらえたらと思う。

時代はすっかりミラーレスへとシフトしたけど、一眼レフ機の「味」はやっぱり濃くておいしい。しかも、少し古いデジタル一眼レフ機は、その少しゆるりとした挙動や画素数が抑えられたゆらぎのある描写が、なんともクラシック感があっておもしろい。

ある意味、もう二度と体感できない歴史的遺産でもあるデジタル一眼レフのフィーリング。いまなら、まだ程度の良い中古品も見つかるし、バッテリーも入手できる。いまのうちに、この唯一無二のご馳走たちを味わっておくというのも、なかなかユニークな選択だと思う。我も!という方は、善は急げということでお近くの中古カメラ屋へ。

昔は高価で買えなかった一品とか、ちょっと時代的にユニークなデザインの製品とか、けっこう新鮮でドキドキな世界が待ってると思うよ。

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