PENTAX K-3 Mark III レビュー

K-3 Mark III後のPENTAXの流れとはいかに。

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PENTAX K-3 Mark III

これは現時点ではまったく知る由もないので、単なるアマチュア写真愛好家の個人的感想みたいなものなのであしからず。いろいろ言われても何も答えられないので笑。まあでも、いちおうK-3 Mark IIIも使っているペンタックスユーザーなので、ちょっと触れておこうかと。

K-3 Mark IIIについては、以前からブラックモデルが生産完了になっていて、ここ最近はシルバーモデルしか売られていなかったから、突然のディスコンの流れという感覚でもない。

ただ、それこそ「ペンタプリズムと一眼レフでいく宣言」をした時の象徴的な製品がこのK-3 Mark IIIだったので、発売から4年ほどでラインナップから消えるというのに、ちょっと驚いた人は多いんじゃないかな。僕も同じような感覚はある。

PENTAX K-3 Mark III

正確にいうとK-3 Mark IIIの〈Monochrome〉は引き続き現行ラインナップとして売られていく模様だから、この製品が完全にラインナップから消えるわけじゃないけど、モノクロセンサー機はあくまで派生製品だろうから、そういう意味では大元の主体となる製品が終了する意味はやはり大きい。

普通に考えれば後継機が出る、というのが自然な解釈だよね。K-3 Mark IIIが登場した時からさらに周辺のミラーレス市場は進化してるから、それらの製品と上手く差別化する意味でも、K-3 Mark IVがこのタイミングで出てくるのはいいことだと思う。

PENTAX K-3 Mark III, FA 43mm f1.9 Limited

問題は「本当に後継機が出るのか」ということだと思うんだけど、こればかりは情報も何もないし、我々一般ユーザーはなにも分からない。ただただ「登場しますように」とポジティブに祈り、メーカーからのなんらかのメッセージを待つしかない。

ただ、個人的に思うのは、APS-C機よりフルサイズ機のほうが、今後の生き方としてはいいんじゃないかなと。これまでのペンタックスのデジタル一眼レフの歩みはAPS-C機がメインではあるし、小型のミラーレス機に対抗するには小型のAPS-Cでフラッグシップ機を、という狙いも4年前にはあったのだろうとは思う。

PENTAX K-1 Mark II, TTArtisan 75mm f1.5 M42

でも、どうせ一眼レフがミラーレスより大きく重いなら、K-1 Mark IIの大きさや重さはもはや許容範囲で。その大きさ云々よりも、それこそフィルム時代のM42マウントやKマウントのレンズらを焦点距離そのままで使えるほうが、ロマンとしては分かりやすい。僕もどちらかといえば、そう考える派だ。

もちろん、望遠で使うならAPS-Cが使いやすいとか、フルサイズでいくなら純正レンズ群をもっと充実を、といったそれぞれのニーズがあると思うから、一概にボディのセンサーサイズだけで次世代を語ってはいけない。でも、事実上唯一の一眼レフメーカーを担っていくなら、フルサイズで残っていくほうが分かりやすいとは思う。どうだろう。

PENTAX K-1 Mark II

少し前にK-1 Mark IIIの開発の噂もあったから、フルサイズ機の後継機が出てくる可能性もあるよね。そうそう、フルサイズ機がいいと思うもうひとつの理由は、今後フィルムカメラプロジェクトの続編として新型のフィルム一眼レフ機も出てくるかもしれないから、その製品とのレンズの共有という意味でも、デジタルはフルサイズであったほうがいいかなと。

まあでも、それもこれも、これは僕の使い方の理想の話であって、ペンタックスの製品に期待する人それぞれに要望がいろいろある。だから、こればっかりは、世の中のニーズをどう汲み取るのか、ペンタックス次第だ。

PENTAX K-3 Mark III

現行ラインナップでいうと、フルサイズ機としてK-1 Mark IIがあり、ボトム機としてKFがある。そうなるとその中間としてミドル機を埋めたくなるけど、そもそもミドル機がいるのか?、そこは無くて上下に資源を集中してフルサイズ機をとにかく進化させる、というのは効率的にもアリな気はする。フルラインナップメーカーを維持するのはなかなか大変だろうから。

さて、一時は僕もK-3 Mark IIIをスタンダードタイプからMonochrome機へと入れ替えることも検討したことがあるのだけど、K-3 Mark IIIがディスコンになるといういま、このK-3 Mark IIIのブラックボディを今後も大切に使い続けようと考えている。思い入れもあるから、そこはやっぱりね。

僕の中では、ペンタックスが今後、デジタル一眼レフの開発・販売から手を引くというシナリオはない。それは期待を込めてというのもあるけど、フィルムニーズがなかなか無くならないように、レフ機ニーズもまた、完全にはこの世から無くならないと思うから。趣味の世界とは、マス的な破壊力はないかもしれないけど、ニッチなもののほうが根が強かったりする。

なにかしらの新たな一眼レフ機は出てくると思う。それがK-3系の後継機なのか、それともK-1系の後継機なのか、はたまたまったく異なるデジタル機になるのか。RICOH GRの技術やフィルムカメラとの掛け算的効果のためにも、静かに期待をして行く末を見守りたいと思う。

いずれにしても、僕の個人的な妄想であり与太話なので、そういうご理解で軽く読み飛ばしてもらえたらと思う。ではでは。

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