今週は、平日は移動が多かったから負担なくサクサク撮れるRICOH GRで撮ってたんだけど、その反動というか、週末はファインダーをのぞいてまったり撮りたいと思い、土曜日の早朝にPENTAX K-3IIIを持って散歩してきた。いやあ、気持ちよかった。
ちょっと平日が慌ただしかったから、時間をスローに巻き戻すには、光学ファインダーの一眼レフが思考回路をクールダウンさせてくれる。
Slice of life
土曜日。
PENTAX K-3III
smc PENTAX-M 50/2
ナチュラル pic.twitter.com/SZMGdZXRnf— 記憶カメラ (@KiokuCamera) May 13, 2022
少し曇り空な感じだったけど、光学ファインダーでのぞいたそのままの自然さで撮りたいと思い、カスタムイメージは「ナチュラル」に設定。PENTAX機は色のりがいい(強い)と言われるけど、ナチュラルだと彩度が落ちて、その名の通り落ち着いたトーンで見たままの世界が撮れる。これはこれで、疲れが取れるようで心地いい。
あいかわらず小気味いいシャッターフィールが、僕にリズムよくシャッターを切らせる。ある意味、何も考えずにラフにシャッターが切れる感覚は、デジタルの恩恵だなと思う。
レンズがKマウントの少し古いsmc PENTAX-M 50mm f2なのも良いのかもしれない。明るさを抑えたf2の単焦点レンズは「ふだん着のようなレンズ」というか、開放で撮っても描写が暴れすぎず、自然と肩の力を抜いて撮ることができる。
PENTAX K-3 Mark IIIを手に入れて以来、不思議と新たなカメラが欲しいと思わなくなった気がする。この時代に、あえて一眼レフという少し時間を巻き戻したことによるせいだろうか。ピュアでナチュラルに写真が撮れれば、機材としてはそれで十分なんじゃないかと思わせる何かがこのカメラにはある。
写真を撮ることにナチュラルに向かわせてくれるカメラ、それが僕の中のPENTAX K-3 Mark IIIである。