PENTAX K-3 Mark III

カメラは一目惚れで選ぶと、ほぼ間違いない。

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PENTAX K-3 Mark III

たとえばこのPENTAX K-3 Mark III。僕の手元に来て約五ヶ月が経過したけど、もともとは一年ほど前にこのカメラが発表された時から、どこか心の中でザワザワしたものがあって、ようやく手にしたもの。いま考えると、しっかり「一目惚れ」していたんだと思う。

もちろん、レフ機であることの「撮る楽しみ」は大前提としてあったけど、それを内包した全体の醸し出す雰囲気にやられたんだと思う。

だからといって、そんな一目惚れみたいなことで道具を選んでいいのか?と言われそうだけど、一目惚れするってことは「開発者の人たちとカメラに対するインスピレーションが合致したこと」だと僕は思っていて、一目惚れするほどそこが合致すると、ほぼ間違いなく使い心地や撮れ味に対する思想も合致すると思って間違いない。

いろんなカメラを使ってきて、それだけは使い手のひとりとしてリアルな声として言えると思ってる。

そうやって思うのは、K-3 Mark IIIを愛用している人たちとも、写真やカメラに対するインスピレーションが合致したような気持ちにもなって、実際、K-3 Mark IIIを愛している写真家の方々のモノの考え方なんかにはものすごく共感するものがあって、その世界に思わず引き込まれる。

写真に対する考え方は人それぞれでまちまちだし、その無限大と言える解釈の広さが魅力でもある。でも、だからこそ、じぶんが心地いい世界をどう見つけるのか、そんな世界を代弁してくれている写真家の方々の声とか思想と出会うかが大事だと思う。

そう、僕らは正解のない世界にいて、正解を探すことに好奇心みたいなものが発動し、それが生きていくエネルギーになったりする。もちろん、僕は写真のプロでもなんでもないが、趣味の世界だってそこはとても大切だと考えていて、いや趣味だからこそその探究心が物事を熱くすると思っている。

まあ、かなりセンシティブな領域にもなるんだけど、だからこそ共鳴するポイントが重なった気がするモノ、コト、ヒトと出会ったりすると、言いようのない感動を覚えるんだと考えている。

PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX-M 50/2

カメラは、いまを生きてる証をじぶんの瞳に代わって切り取ってくれる分身のような存在。だから、精神性みたいなものは、とても大切なのだ。そう、視覚だけじゃなくその場の空気まで封じ込めるパワーを感じられる一台に込めた思い。

小っ恥ずかしいけど、それが僕のカメラに対する思い入れのようなものだ。そして、そういうことに共感してくれる人が、このブログを読んでくれているんじゃないかと、心のどこかで思っている。

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