それにしても暑い。昔話をしてもアレだけど、夏休みの最中でも昔はこんなにも暑くなかった気がするが、いかがだろうか。
こう暑いとさすがに日中にカメラを持って辺りを撮り歩く気力はなく、僕なんかはもっぱら朝晩の散歩の時だけが精一杯。そんな貴重な時間だから、せめていつもより濃い撮影体験をということで、頑張ってフィルム機とデジタル機の2台を持ち出したりしておる笑
フィルム機は本当はPENTAX 17の試し撮りを先行したいところだけど、勢いあまってライカM3にもフィルムを詰めてしまった。まあこれもPENTAX 17効果かもしれない。
フィルムの現像出しは、どうせなら数本まとめて出したほうが効率がいいし、だったらいっそあのカメラにもフィルムを詰めるか!みたいなことになるのは、僕だけだろうか笑
とはいえ、フィルム機ばかりで撮っていると、そんなふうに現像に出さないまま、つまり撮影した写真と対面することなく夏が終わってしまいかねないから、やはりデジカメで撮ることも必要なのだ。
というわけで今朝は、ライカM3とライカM8の2台をぶら下げて、果敢にも夏の屋外へと繰り出したわけだ。早朝だからできるワザである。
かたやサイレントシャッターのM3、かたや元気なシャッター音のM8。この対比もよかったりする。ライカについては、最新機はもはや趣味と呼ぶには途方もない価格の品になったから、僕なんかはこうしたクラシックなライカがおすすめだ。
レンジファインダー機は「距離」をはっきりと意識する意味でも、たまに使うと撮影感覚のチューニングになってよい。あまり寄れないことも、制約としておもしろい。マニュアルレンズのフィーリングも含めて、いまライカのカメラがウケることもなんとなくわかる気がする。
しかも、2台をこうして同時に使ってみても、その差は撮影素子の違いくらいしかない。ある意味、撮影体験でいえばフィルムでもデジタルでもどっちでもいいじゃない、とあらためて感じる部分でもある。
時代がライカに追いついたのか、ライカが時代に追いついたのかは分からないけど、まあどっちでも体勢に影響はない。とにかくカメラで撮ることがいろんな意味で、いまの時代に心を癒してくれるのだ。
さて、あなたはきょうは、どんなカメラと過ごしましたか。最新のカメラのスペックに唸るもよし、懐かしいカメラとレンズのノスタルジックさに酔いしれるもよし。とにかく暑さをしのぎつつカメラを持ち出そう、という夏の休日のポストでした。
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