これは宣材見本写真じゃないです。僕がきょう、じぶんで組み立てて完成したマイフィルムカメラの写真なのだ。いやあ、こうして見てもなかなかカッコよくないだろうか。いや実物も普通にカッコいいのだ。
Gakken大人の科学マガジンの最新号付録〈35mmフィルムカメラ〉。少し前に予約したことをブログに書いたのだけど、かなり多くの人に読まれて驚いたし、注目されてるなーと実感した。
なんといってもフィルムカメラが¥5,500で手に入れられるのだから、これはやはり多くの人が気になるところだろう。しかも「新品カメラ」だから、じぶんが初めての所有者としての愛着もわく。
組み立て式ということで、どのくらいの時間で組み立てられるのか気になってる人もいると思うけど、僕はなんだかんだで2時間くらいだったかな。まあ、どんくさい僕がのんびり作ってそれくらいで完成したので、器用で手早い人なら一時間ほどで完成するんじゃないかな。
組み立て方は付属の本(もはやどっちが付録が分からない笑)を見れば誰でもすぐ分かると思う。フィルムカメラの構造をなんとなく知ってる人なら、大体パーツがどの部分のものとかもパッと見で分かるから、さらに作り進めるのが早いだろう。
じぶんで別に用意が必要なのは、組立てにはNo.1プラスドライバー、完成後に撮影するのにISO感度400(推奨)の35mmフィルムが必要なので、その準備だけお忘れなく。あとはこの付録が届いたら、それだけでスルスルと作れます。
以前、同じく付録カメラで〈二眼レフ〉も使ってこのブログでも紹介したけど、あの時は組立てに半日くらいかけた気がする。それからすると、今回の35mmフィルムカメラはシャッターユニットなんかもあらかじめ一体になって用意されてるから、より簡単に作りやすくなってると感じた。組立式カメラも進化しておる。
きょうは組立てたらお腹いっぱいになったからフィルム装填まではしていないのだけど、使用感としては外観含めてとにかくなかなか本格的だ。プラ製だけどシボの雰囲気なんかもなかなかリアルで、実用感覚としてはそれこそ、お店で売られている目測式のレンズ固定のフィルムコンパクトカメラそのままだ。(なんと三脚ネジ穴までちゃんとある)
軍艦部にはフィルム送りノブ、フィルム巻き上げノブ、フィルム枚数カウンター、そしてガラスこそないけどファインダーがついている。レンズ部まわりにはシャッターチャージレバー、シャッターレバー、あと下部に絞り選択レバーがある。目測の距離指標はシールを貼るスタイルで色や表記が選べる。
レンズはプラスティックレンズで、焦点距離は32mmで日常スナップ向き。絞りは開放f6.4でf16まで絞ることができるほか、ピンホール撮影やバルブ撮影もできる。Gakkenさんの作例なんかを見ると、周辺がいい感じで流れていて、プラスティックレンズならではの遊び感が楽しいが、想像よりちゃんと撮れるからなかなかあなどれない。
とにかく、じぶんの手で作るだけでも楽しいし愛着がわくから、値段も高くないし、これは一度使ってみることをおすすめする。フィルムカメラの構造がなんとなく分かるのもおもしろいし、なんといってもチープじゃなくてカッコよきな仕上がりだから、普通に首からぶら下げていても小洒落てると思う。めちゃくちゃ軽いし、これなら一日おでかけも苦じゃない。
実際に写るかどうか、組み立ては正確にできたかどうかは、フィルムを詰めて現像が上がってくるまで分からないが、それも含めて楽しいのがこのカメラの魅力。休みの日に、窓辺でひなたぼっこしながらのんびりじぶんの愛機を組み立てる週末はどうだろう(きょうの僕だ笑)。
フィルムを詰めての写りの感想なんかは、また後日のブログにて。そう、楽しみは続くのである。
◎ハーフサイズでも撮れるアダプター付き。あと公式の作り方動画や使い方動画もあるので、カメラ初心者の人でもかんたんに作れるのが魅力。
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