カメラで撮る写真の描写はやっぱりレンズによるところが大きくて、そういう意味では写真趣味の主役はボディよりもレンズだったりする。
僕も日頃、大したものを撮っていないから、もっぱらその日の気分でレンズを交換しては、それぞれのレンズ描写の違いなんかを楽しんでいたりする。
今朝はご覧の通り、1930年代のバルナックライカに装着しているエルマーをM型デジタルのほうへ装着して、ちょっと時空を超えた写りの妙みたいなものを味わっていた。
じぶんではレンズ沼とは全然思っていないけど、いちおうカメラの台数以上はレンズを持っているので、どうせなら満遍なくローテーションしてほぼほぼぜんぶ楽しもうという意識はどこかある。
実際、レンズ交換すれば、例えばカメラはひとつでもかなりの気分転換ができる。広角、標準、望遠、明るいレンズに、ちょい暗めのレンズ、オールドレンズに最近のMFレンズなどなど。絞り値や距離の変更も加えると、もう無限大のようなパターンがあって、所有レンズだけでも飽きるということがない。
描写の違いがもちろん主だけど、レンズ交換によってカメラ全体の見た目もけっこう変わるから、そういう意味でもレンズ交換はリフレッシュ効果があってカメラ趣味の醍醐味といっていいだろう。
僕はフィルムカメラ同様に、デジカメでもクラシックなスタイルのものが好みなんで、ちょっと懐かしいレンズなんかを装着しては、一人ニヤニヤしている笑。そんなだから、フィルムカメラで使っているレンズをデジカメでも活用できる歓びは大きい。
そう、カメラなんてのは一台あれば十分なのだ。その分というか、レンズのバリエーションがたくさんあるほうが間違いなく楽しい。そのレンズも、なにも高価なものは必要ない。フイルムカメラ時代の個性豊かなレンズを安く見つけて、それらを交換してはいろいろ楽しむほうがコスパもいいし、撮影にじぶんなりの工夫も生まれる。
僕はカメラというプロダクトも好きなんで、けっこういろんな種類のカメラをローテーションしたりもしてるけど、それでももうカメラはいまあるモノだけで十分だなと考えていて、来年2025年は「レンズの年」にしたいと思ってる。
そう、抱負としては「カメラはもう増やさない。レンズとアクセサリーは時と場合による」という、ことしの年初にも掲げていた目標を来何こそは実践するつもりだ。いま所有しているレンズたちの良さを再発見したいという意識もあるので。
若干、マウントアダプターの数が凄いことになってるけど、まあミラーレス時代はある意味「レンズを縦横無尽に試しまくれる時代」でもあるので、そこをじっくり堪能したいのだ。
カメラを変えるよりレンズを変える。レンズ交換式システムとは、けっこう魔法のアイテムなのだ。
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