写真やカメラ好きの人にはおなじみの東京新宿マップカメラさんが創業30周年を迎えたとのことで、なぜかその記念限定モデルにXマウントがチョイスされ、シングルコートというなかなかレアなノクトン23mm f1.2が限定300本で用意されたので、これは行くしかないと七月初めに予約しておいた。
そして、本日ついにそのシングルコートのノクトンがわが家にも届いたのだ。なにはともあれ、マップカメラさん、フィルムからデジタルへの転換点をまたいで、激動のカメラ界のなか、創業30周年おめでとうございます。
で、その記念モデルのノクトンだけど、これはもう僕がどうこう説明するより、一本の動画を見てもらったほうがいいので、まずは以下の製品説明動画をご覧ください。
はい、僕はこの動画を見終わった後、居ても立っても居られなくなり、思わず予約ボタンをポチッとしてしまったダメな人間です笑。まあ、ダメといってもこの方々が出てきて製品解説されたら、そりゃもうダメでしょ。ど直球の策略にハマってしまった笑
でもね、いざ商品が届いてみると、これがもうたまらない仕上げで、オリジナルより割高な出費のこともどこか吹き飛んでしまった。それくらい、モノとしての満足感はめちゃくちゃ高いです。
すでに販売されてしばらく経つオリジナルは現代的にマルチコートが施されてるのに対して、この記念モデルはオールドレンズを彷彿させるシングルコートにあえて変更されている。マップカメラさんの変態具合が垣間見えるポイントだ。
しかも、フードもスリッド型のマットなモノに変更され、ローレットも綾目加工が施され、塗装もマットな塗りになっている。たしかにここまで微妙に変更されると、新製品よりもむしろ気になり、惹かれる。趣味人が歓ぶ憎いポイントを突いてきておる。
写りのほうは、とにかく外が暑すぎて庭先くらいでしか試し撮りできないので、作例と呼ぶにはとても至らないのだけど、数枚ほど貼っておきたいと思う。どこかの誰かの参考になればいいのだけど。
とにかく、事前に脳みそに「シングルコート」とインプットされてるので、それで撮ってると思うと、なんか気分的にも「違い」がある感じがして…。でも、それがいいのである。僕はノクトンクラシックもシングルコートを使っているので、もうそれだけで満足なのだ笑
開放値がf1.2なんで、朝晩とかの太陽が少しかげる時間帯のほうが、低感度も含めて楽しめると思うけど、いちおうこの灼熱の太陽のなか、開放とF1.4あたりで撮ってみた。驚くほど寄れることにも驚いたけど、全体的な空気感のもたらし方は、やっぱりシングルコートノクトンの良さじゃないだろうか。
そして、なんといってもX-Pro3に実に良く似合う。これはもう、常用レンズ確定だろう。OVF/EVFともに快適に楽しめるのは、Xマウント専用レンズのうれしいところ。しばらくしたらX-T5にも装着してみようと思う。
というわけで、レビューとかではまったくないのだけど、まだ限定本数の在庫があるようなので、これから検討する人のなにかしらの参考になれば幸いだ。まあ、グッとくる一本であることは間違いないです。
◎記念モデルはマップカメラさんの公式サイトから注文されてください。それよりもお安くなるマルチコートのオリジナルモデルがいい人は、以下にAmazonのサイト貼っておきます。
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