つい先日、GFXを購入したんで先立つものが無いというのもあるんだけど、撮りたいシチュエーションを考えたらある程度は機材バリエーションも満たされてる感があって、何がなんでも今手に入れたいという機材は無いのだ。
話題のNikon Zfは店頭に並んだらいちおう触りに行きたいとは思ってるけど、もし触って感動したとしても当面購入の予定は無し。これについてはみんなの作例をSNSで眺めて楽しめればひとまずお腹いっぱいになれそうな気がする。
そんななかで、それでも欲しい機材を強いて挙げるとするなら…
そう、昨年も秋冬シーズンに突入してちょっと物欲がわいていたんだけど、うちの近所に水辺があってそこに寒いシーズンになると水鳥たちがやってくるんだよね。それで欲しくなるのが、超望遠ズームである。
具体的には、HD PENTAX-D FA
150-450mmF4.5-5.6ED DC AWのことである。
実を言うと、去年も買いそうな直前でなんとか我慢したというか。PENTAX K-3 Mark IIIにDA 55-300mmを持ってるから、それでクロップすればなんとかいけるじゃんと悟り、気持ちをクールダウンさせたんだよね。
いや、冷静に考えると、この超望遠は巨大だし超重量級だし、こんなの担いで絶対に撮り歩かないだろーというのもあって。それなら2倍のデジタルテレコンのあるFUJIFILM X-T5のほうに合う超望遠を探したほうがいいんじゃないの、とか。
でもねえ、PENTAXを使ってら人ならわかると思うんだけど、そういう使い勝手のことだけじゃないんだなあ、PENTAX製品は。なんというか、心の奥底からエモーショナルなマグマが噴き出すような魅力なのだよ、これが。
いやあ、やっぱり男前だね、このレンズは。この重たいレンズを半泣き状態で担いてまわるところに、悟りの世界があると思ったりするわけである。
まあでも、今年はけっこう出費したんで、また来シーズン以降かなあ、検討するとすれば。でも、このレンズ自体もずいぶん前に登場したものだから、もしかしたら次のモデルが出るかもしれないし(いや、PENTAXにその余裕はないか)、数年先のことはちょっとわからない。
でもたぶん、冬場になって水鳥たちの姿を目撃するたびに、このレンズのことを思い出すのだろう。まあつまり、そんな永遠の憧れのレンズです。
超望遠というのは常時欲しいわけじゃないんだけど、そのレンズじゃないと撮れない世界が間違いなくあるんで、そういう瞬間に遭遇したら「欲しいかも」という思いが目を覚ますのである。
リアルな話、今年も残すところ3ヶ月を切ったけど、僕的にはもう年内は機材購入はしない予定。思い起こせば今年の年頭の抱負は「カメラは買わない。レンズは時と場合による」だったなと。
まあ、レンズだけじゃなくて、結果ボディも数台増えてしまった2023年なので、もう何がなんでも今欲しい機材はさすがに無いということで。そんなことよりも、各機材を眠らせないように、しっかりローテーションして使っていくことが今の目標である。
やれやれ笑。
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