PENTAX K-3 Mark III

オールドな smc PENTAX 135mm f3.5と、情緒ある描写を楽しむ。

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PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5

実はいま、中判デジタルのFUJIFILM GFX50SII にオールドレンズをつけてみようと思ってネットでいろいろ調べてるんだけど、なにやらPENTAX Kマウントのレンズが使えそうというのがわかってくる。

で、そんな調べてる最中に、135mmを装着したらとてもよかった…的な記事を見かけた(ごめん、はっきりとは覚えてなくて…)気がして。だったら実際に試してみようということで、ひとまず先にKマウントの135mm 中望遠単焦点レンズを手に入れたのだ。

なんといってもKマウントのオールドレンズは安く手に入れられるから、頭の中でいろいろ妄想するより、レンズを手に入れてじぶんの目で確かめたほうが早い。

PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5
PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5
PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5

僕が入手したのは、smc PENTAX 135mm f3.5というタイプ。M42マウントからバヨネット式のKマウントに移行した最初のレンズで、レンズ性能はsmcタクマーと同様らしい。登場は1975年頃だろうか。

その後、より小型軽量化されたMレンズ(smc PENTAX-M)が登場するわけだけど、Mがつかないこのレンズはご覧の通り、少し細長いシルエットで、これがむしろ美しかったりする。

f3.5は明るくはないが、中望遠であれば十分すぎるくらいボケが味わえるし、高感度性能や手ぶれ補正機能があるデジカメでの使用ならまったく問題ない。そんなレンズが中古で数千円で手に入るのだからありがたい。

PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5
PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5
PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5

描写特性は写真を見てもらうとして、やはりオールドレンズの滲みは儚く美しい。フィルム時代のレンズは、高性能の塊というより「開発当時の情熱の塊」だと僕は思っていて、日本のカメラ産業が右肩上がりで発展していた頃の熱が感じられるのも好きだ。

APS-C機に装着すると換算200mmちょっとの画角になる。風景全景を撮るようなレンズではないが、こうして草花をポートレートする感じで使うにはちょうどいい。

K-3IIIの撮影モードであるカスタムイメージは、すべてリバーサルフィルム調だ。どこかエモく滲む描写とポジフィルムを思わせる色合いは相性もよくて、ちょっとフィルムペンタックスで撮っているような気分になる。

PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5
PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5
PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX 135mm f3.5

気分は大事だ。いや、趣味の写真としては気分こそがすべてと言っていい。Kマウントのオールドレンズは、いつも僕の気分を少しハイにしてくれる。そして、いまもレフ機を踏襲する現行ペンタックス機ともデザイン的にも実によく合ってカッコいい。

まあでも、とにかく驚くほど安く手に入れて遊べるというのが最もうれしいポイント。子どもの頃に安いもので工夫して遊んだ頃の、あの好奇心が蘇ってくるような感覚が味わえるのが、オールドレンズの醍醐味だ。

いつの間にか僕の手元にもたくさんのKマウントレンズが集まってきて、ちょっと使いまわせないくらいになってるんだけど、機材は使わないと動きが悪くなってくるから、それもあって中判デジタルにも装着してみようかなと。

マウントアダプターは注文中なんだけど、この三連休のうちには届くと思うので、この135mmオールドレンズもぜひGFXで試してみたい。FA Limitedシリーズ3本もGFXで撮ってみたいし、僕が敬愛するPENTAXとFUJIFILMの融合に、ちょっとワクワクしている週末前夜である。

◎以下のレンズはMレンズである。

美麗品 ペンタックス PENTAX smc PENTAX-M 135mm f3.5 望遠 マニュアルフォーカス 単焦点 レンズ 1070641
ノーブランド品

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