日曜日の夕刻、もしや梅は今週末が見納めかと思い、せっかくなんで撮っておこうとゴソゴソとカメラとレンズの準備を。チョイスしたのは中望遠になるFA 77mm f1.8 LimitedレンズとPENTAX K-3 Mark IIIだ。
77mmのFA LimitedレンズはAPS-CのK-3 IIIに装着するとフルサイズ換算で約116mm程度になり、いい感じで梅を人に見立てて撮ることができる。もちろん絞りは開放だ。
撮影モードはすべてリバーサルフィルム調だ。僕がK-3 IIIで撮る時は、間違いなくいちばん使用する撮影モード。どこまで実際のリバーサルフィルムを再現しているかは別として、やはり心の中でフィルムのトーンを愛してやまないのである。
今年は3年ぶりにCP+2023が開催された週末だったけど、RICOH/PENTAXは参加していなくて、こうしてK-3 IIIで撮影しながら「ひとりPENTAXプラス」みたいなものを楽しんでいた。まあでも、個人的にはPENTAXここにあり!という意味で、CP+を賑やかにしてほしかったなあ。
ここのところレンジファインダーのLeica M8で撮る日々が続いていたのだけど、こうして一眼レフの密度のあるファインダーの中の世界をのぞきながら撮るのもやっぱりいいなと。ちょっと映画のスクリーンを見てるような気がした。
そして、あいかわらずK-3 IIIのシャッターフィールが気持ちいいのである。K-3 IIIについてはノスタルジックとモダンを実に心地よくブレンドしたカメラだなと思う。APS-Cゆえのコンパクトさとグリップの吸い付くような握り心地も最高というほかない。
というわけで、2月も後半の日曜日、なかなかスカッとした時間を、K-3 IIIとFA Limitedレンズ、そして梅の花のおかげで過ごすことができた。やはり僕の人生にはカメラが必須なのである。
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