わが家に2本目のTTArtisan 25mm f2 Cがやってきたことは昨日のブログに書いたけど、早速OLYMPUS PEN-Fにつけて散歩がてら試し撮りしてきた。結論から言うと凄く良い。PEN-Fが明らかに活性化されたと思う。
まず何が良いって、ルックスが良い。マウントアダプター無しで装着できるのは、見た目も、大きさ・重さの面からもやっぱりしっくりくる。しっかりボケつつも開放値f2に抑えたことで、絶妙のサイズに収まっている。
そして、なんといっても使いやすいのは「25cmまで寄れる」こと。これまで僕のPEN-Fにはレンジファインダー用のフォクトレンダーのレンズが装着されることが多かったが、それらはどうしても1mほどまでしか寄れない。街中のパンフォーカスは問題ないが、こうして道端の花なんかを撮るには「寄れる」ことは、なによりありがたい。
あと、フルサイズ換算で50mm相当の画角も散歩するにはちょうどいい。僕も50mm単焦点で育った人間なんで、そのまなざしは心落ち着くし、遠景から寄りの写真までなにかと使いやすい。
PEN-Fの撮影ポジションは、カラープロファイル2とモノクロプロファイル2を使っている。前者はいわゆる「コダクローム64調」で、僕が最も気に入っている描写だ。コダクロームらしさを引き出すため、赤と黄色を少し持ち上げて設定している。
かといって寒色が苦手かというとそういうこともなく、そこがデジタルの恩恵だと思う。モノクロのほうも、イエローフィルターを足しているんで黄色の撮影物は白くなるが、そのほかはいい具合に引き締まったグラデーションを見せてくれる。
一万円を切る破格のレンズでこれだけバリエーション豊かに撮れれば、言うことはないだろう。とにかく軽量コンパクトなカメラとスナップを好む僕には、絶妙のサイズ感ですっかり気に入ってしまったTTArtisan 25mm f2 C。
こんどは街中にも連れ出して、このレンズの面白味をもう少し探ってみたいと思う。続きはまたこのブログで。
★今日の注目商品をチェック!