カメラへの思い

単焦点レンズはMFのみならずAFも、中国製レンズの新製品投入の勢いが凄いなと。

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FUJIFILM X-T5, 7Artisans 35mm f1.4 AF

ここにきて中国製レンズの新製品投入の勢いがさらに増していると感じてるのは僕だけだろうか。以前からいわゆる中華レンズと呼ばれる製品はあったが、それらはほとんどがマニュアルフォーカスレンズで、価格の安さもあってその甘い描写をオールドレンズ的に楽しむという感じであった。

ところがここ一、二年で、中国製レンズらはMFからAF化へとどんどんシフトしていて、それもあってAFレンズのラインナップ拡充が新製品投入を頻度高く見せているんだと思う。(複数ブランドあるから、新製品情報もちょっと追いきれないほどの勢い。)

僕も試写する機会をいただいたりして、けっこうさまざまな中国製ブランドの単焦点レンズを試させてもらっているけど、ここ一年くらいは特にそのビルドクオリティの向上とAF性能は収差の改善が著しいなと感じる。

SIGMA fp, TTArtisan AF 75mm f2
Nikon Zf, AstrHori AF 85mm f1.8
FUJIFILM X-T50, TTArtisan AF 23mm f1.8 Xマウント

国内メーカーの新製品レンズはどちらかというとズームレンズでのバリエーション展開を拡充している感じがあるから、その対比としても「単焦点レンズの活気は中国製レンズが賑やか」に見えるのだろう。

中国製レンズの全体的な安さはあいかわらずで、国内メーカーの似たような焦点距離の製品と比べると半値に近い感覚があるから、趣味の範囲でレンズバリエーションを増やしたい人たちにはなにかと試しやすい、もはや普通の選択肢のひとつになっているように見える。僕もそうやって個人的に購入したレンズがいくつもある。

かたや十万円を超えてくるようなハイブランド的な中国製レンズも出てきていて、それでも国産やドイツ産のレンズよりは安く設定されているから、そういうレンズらも世の中にずいぶん定着してきた感がある。ほんと、いつの間にか充実してきたなという感覚。やっぱり発想からプロトタイプの製作、製品化までのフットワークが凄いんだろうね。

Nikon Zf, AstrHori AF 27mm f2.8 APS-C
SONY a7Riii, Viltrox AF 50mm f2 Air
Nikon Zf, SG-image AF 55mm f1.8 STM

この勢いでいうと、そう遠くない将来、AFズームレンズの世界にも進出するのではないか、とすら思うよね。もちろん、ズームレンズとなると相当の製造技術を要するだろうから、高度な国内メーカーのようにはなかなかいかない気もするけど、とにかく中国製レンズは進化のスピードが凄いから、きっとチャレンジは進んでるんじゃないかと。(僕が知らないだけで、もういろいろ存在するのかな)

とにかく、いまはAF単焦点レンズの新製品投入の勢いとして、複数の中国製ブランドから日々新しいレンズが発表されているから、まだ食わず嫌いみたいな人は、一度「その品質の現在地」を確かめる意味でもなにか一本、試してみるのも有意義だと思う。それこそ、日本製のレンズがどんどん成長していった頃の勢いみたいなものが感じられるんじゃないかな。

◉どのレンズも大抵、ほぼボディ各社のマウントタイプが選べるのも魅力のひとつなんだと思う。




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