ついに先ほど、正式発表された新作のフィルムカメラ「PENTAX 17」。早起きして頭が朦朧とするなか公式YouTube動画を見始めたのだけど、もう夢の中かと思うほど気持ちを持っていかれた。そのメッセージの数々に泣けた。
よくやったよ、PENTAX。
そりゃ、苦労の連続だったと思うし、これからだってそうだと思う。けれど、まずは始めないと、何も起こらないし始まらない。「伝承」のタイミングは今しかなかったと。
過去のフィルムカメラ技術を、ただ図面だけじゃなくて物質として継承することは容易ではない。それを定年退職で引退する先輩の技術者の方々から学び、現代において形にしてみた。その試みはまさにプライスレスだ。
ペンタックスはたしかに普通では考えられないクレイジーな試みをしてるかもしれない。でもね、人間には時として無謀と思えることでも挑戦すべき声をあげる人、それに意見する人、それを糧に前へ進む人たちが必要だ。
成功は、失敗の数々からしか生まれないのだ。
なにをそんな時代錯誤なことを…という人もいるだろう。けれど、動画のなかの言葉や、そのアナログな形のパーツの復刻、そのアナログな音などを見聞きすると、なんともいえない懐かしく、でも未来に少しの希望を覚える。
時代がどんなに進化しても、世の中には後世に伝え続けたいものがある。それが、このカメラのすべてだと思う。ここからこのプロジェクトがさらに発展するかは誰にも分からない。けれど、その一歩は踏み出された。
かげながら応援したいと思う。PENTAX フィルムカメラプロジェクト。
追記) 10:00すぎに公式ホームページのほうも製品情報が公開になったので、以下に貼っておきます。7月12日に発売の予定となっています。
◎そんなペンタックスをデジタルでも応援してやってくださいな。
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