PENTAX K-3 Mark III

春の色を撮る。PENTAXのカスタムイメージ「リバーサルフィルム」で撮る。

PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited

4月という月は短いようで長くも感じる。月の初めは桜が咲いていたのが嘘のように、もうすっかり桜色は消え、大地は燃えるような新緑色にあふれている。

そして、桜に代わって大地には所々に差し色になるような色が配され、この季節と秋はただの散歩道もなかなか賑やかになる。連休二日目の朝、雨と隣り合わせのような曇り空だったから、PENTAX K-3 IIIにズームレンズDA 20-40mm Limitedという防塵防滴セットで散歩へ出た。

PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited

このレンズ、DA 20-40 Limited、正確にはHD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WRという少々長い製品名がつけられている。製品名は長いけど、ボディのほうは二倍ズームらしく実にコンパクトでデザインも好ましい。

以前のブログにも書いたけど、赤城耕一さんがレビュー動画のなかでこのレンズを装着しているのを見て一目惚れし、このレンズありきでK-3 IIIが欲しくなったくらいだ。それぞれ別々に購入するのかと思ったら、調べてみるとキットズームでセットで売られていて、得した気分になった。

PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited

このレンズはフルサイズ換算で30-60mmの二倍ズームという、あまりお目にかかることのない狭い範囲のズームレンズ。その使用感を一言でいえば「単焦点のようなズームレンズ」という印象が僕の中では強い。

よく使うのはワイ端・テレ端の30mmと60mmの二つの目。目の前の開けた空を撮りたいと思ったらサッと30mm広角に合わせてシャッターを切り、ここはボケも生かして撮りたいと思ったら同じくサッと60mm中望遠的にセットしてシャッターを切る。

PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited
PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited
PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited

フィルムカメラに慣れ親しんだこともあって、レンズといえば単焦点が好きではあるんだけど、この一瞬で30mmと60mmを切り替えられる感覚は、想像以上に快適だ。F値がF2.8-4と比較的明るいこともあって、感覚的にも写り的にも単焦点レンズに思えてならない。

そして撮影ポジション、いわゆる富士フイルムのフィルムシミュレーションや、ニコンのピクチャーコントロールのように、PENTAXにもカスタムイメージがあり、きょうの写真はすべて「リバーサルフィルム」というモードで撮ったものたちだ。

PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited
PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited
PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited

僕が撮った写真自体は特に誇れるものはいただの散歩写真だけど、PENTAXのリバーサルフィルムモードの色味のほうはなかなか素晴らしいものがあると思う。

K-3 IIIを手に入れてからいろんなカスタムイメージを試してきたけど、いちばん多用しているのはこのリバーサルフィルムモードで、その名の通りどこかポジフィルムの発色を思わせる描写が、フィルム好きとしてはやはり惹かれる。

PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited
PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited
PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited

細かな描写の差異を解説するスキルは僕にはないので、リバーサルフィルムモードというネーミングによる思い込みみたいなものもあるかもしれないけど、機能より気分を大切にしたいと僕には、富士フイルムのフィルムシミュレーション同様、このリバーサルフィルムという響きには良い印象しかない。

PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited
PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited
PENTAX K-3 Mark III, DA 20-40 Limited

特に絶景を撮っているわけでもなく、いつもの見慣れた散歩道だからこそ、四季の変化を感じる「色」を楽しむという要素はけっこう大事だと思っていて、PENTAXの鮮やかな色のりは日常スナップも色豊かに彩ってくれる。

カメラを始めて気がついたのだけど、夏になると大地の色は意外と地味になるというか、春から夏へ向かうこの季節がいちばん大地にさまざまな色があふれている。日も長く撮影時間がたくさん確保できるいまこそ、カラー写真を撮る絶好のシーズン。ちょっと鮮やかな色のりで辺りを記憶してみてはどうだろうか。

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