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今朝は恐ろしく冷え込んだ小雨混じりの天気だったのだけど、手に入れたばかりのFA 43mm f1.9 Limitedの試し撮りをとにかくやりたくて、辺りがまだ雨雲で暗いうちから散歩に出た。
それにしても、ブラックボディのK-3 Mark IIIと合わせたシルバーのFA 43mm f1.9 Limitedの組合せは、絵的にも素晴らしい。あえてシルバーを合わせたのは正解だったと、じぶんの選択眼を褒めている。
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散歩の途中、少し屋根の下で雨宿りしたが、写真の神様が見てくれていたのか、そのうち雨雲の間から少し太陽がのぞき、シルバーのレンズに赤みのある朝陽が少しあたり、その姿をより美しく際立たせる。
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この最初の2枚は、カスタムイメージ「リバーサルフィルム」で撮ってみた。ふだん僕がK-3IIIで撮る時は、リバーサルフィルム調で撮ることが多いんで、まずはその比較が見たかった。2枚目は背景に光と奥行きがあるんでボケの感じも少しつかんでもらえると思う。
フルサイズ換算で66mm程度の画角となる感覚は、思った通りふだんの散歩レンズとしてばっちりだ。撮りながら、そうそう!この感覚だ、とうれしくなる。買う前にイメージトレーニングをした通りにはまって、誰もいない早朝にひとりニヤニヤとする。
このFA Limitedレンズはフィルム時代のレンズなんで、そういうトーンでも撮りたくなり、以降カスタムイメージを「里び」にチェンジしてしばらく撮り続けてみた。
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いやあ、実におもしろい、楽しい。昨日のブログにも書いたけど、僕はこの昔のレンズらしいギュッギュッと響くAF駆動音がとても愛おしい。撮ってる!って感じがして、光学ファインダーでのぞいているのと相まって、フィルムカメラで撮っているような気分になる。
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写真は1枚目をのぞいてほぼ開放で撮ってるんで、描写的には甘い感じになっているが、むしろ僕にはこれがおいしい。f1.4ほど暴れるわけでもなく、とてもほどよい感じで曖昧さやゆらぎ感が得られて、これも当たりだったなと思う。
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少しモノクロームモードでも撮っておこうと思い、数枚シャッターを切った。心なしかモノクロフィルムで撮ったような質感を覚えたんで、これはまたじっくり撮る機会を設けてモノクローム探求してみたいと思う。
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ちなみに、このFA 43mmには絞りリングがついている。ニコンのDレンズなんかと同じで絞り最大値に目盛りを固定してボディ側で絞り操作をする具合だ。この絞りリングが、やがて登場するであろう?PENTAXのフィルムカメラ新製品に効いてくるわけだ。実に楽しみである。
というわけで、作例と呼ぶにはつたない写真の数々だけど、ひとまず試し撮りということでブログを書いてみた。その小型で薄型の軽やかさ、アルミ削り出しの美しい造形、ノスタルジックさを感じる開放の写り、そして動作感。もうどれをとっても僕には超・合格である。
もうしばらくは新しいレンズが欲しくなることもないだろう。むしろ、新しいレンズよりも古いレンズを探求して時空を超えて写真撮影を楽しみたいのである。PENTAXよ、ほんと期待してる。
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