PENTAX K-3 Mar III, smc FA 43mm f1.9 Limited今朝も凍えるような氷点下の朝で、こうなると持ち出すカメラは限られるということで、僕はいくつかのカメラの中から丈夫なPENTAX K-3 Mark IIIを散歩カメラに持ち出した。
それにしても、このカメラほど惜しいカメラは無い。そう、想像よりもずっと早く完了製品となってしまったのである。
根気よく探せばまだ新品ないし新品同等で買える在庫もあるのだろうか。基本的には、いまとなっては中古品で買い求めるカメラだ。しかし、発売から現在でも5年ほどしか経過していないから、ディスコンになると知った時は正直驚いた。
おそらく部品調達などの面で、そのままの仕様では生産が続けられなくなり、やむを得ず生産完了品になったのではと思うけど、どうだろう。
モノクロ専用機のほうもレンズキットは生産完了になったとなにかで見かけたので、あとはボディ単体がどこまで続けられるかといったところか。
現在はすっかりミラーレス機の時代になったけど、そんなミラーレス機もまだ進化の途中だと考えると、一眼レフ機の最後発となるK-3 Mark IIIの熟成度はかなり高い。
それは撮影していても、その挙動のモダンな感触からいつも感じる。緩さがないというか、ボタン類の感触やシャッターフィールなんかもとにかくカチッとソリッドで、ある意味おおらかであったレフ機時代の質感とはちょっと異なる。
おまけにサイズもAPS-Cでコンパクトなので、僕なんかは「ミラーレス機と大して変わらないじゃないか」と思っている。それでいて、フルサイズ機かと思うような大きな光学ファインダーでのぞけて撮れるから、かなり貴重な存在なのだ。
いまの時代にレフ機を楽しむと考えると、どこか時代を巻き戻して「古き良き」なんてイメージすると思うが、K-3 Mark IIIに関しては古さは感じない。現代的カメラの中から、ただただ「ジャンル」として「レフ機」を選ぶという感覚だ。
各社がミラーレス機へ移行するなかで、そうした「ジャンル」を切り開きつつあったK-3 Mark IIIだったから、後継機が生まれていないことはちょっと残念に思う。
そもそも後継機なのか、それともまったく新しいカメラにレフ機のバトンが引き継がれるのか、もしくは新しいレフ機はもう出ないのか…ちょっとそのあたりの構想は分からないが、わが家のK-3 Mark IIIはおかげさまでピンピンしてるから、この「モダンなレフ機」をとことん使い倒そうと考えている。
そうそう、きょう装着したレンズはフィルム時代のKマウントレンズであるsmc FA 43mm f1.9 Limited。ピント合わせはジーコジーコとクラシックな挙動だが、写りはなかなか絶品の官能性能とうたわれたレンズだ。
FA Limited 三姉妹レンズはすべて持っているが、このレンズの使いどころとして密かに期待していたのが、フィルムカメラプロジェクトの「レフ機版」の存在だ。
これも、いまとなってはTKOさんもPENTAXを卒業していかれたんで、プロジェクト継続は期待できないかもだけど、決して大きくない所帯でもあるPENTAX開発チームにあっては、無理のない範囲でフォーカスを絞って「次のPENTAX」なる野望を持ち続けてもらえたらと思う。
それにしても、K-3 Mark IIIはほんといいカメラなんだよね。もちろん再販などあり得ないが、この世に現存する個体には末長く頑張ってほしいと願っている。僕はカメラ史に残る名機だととらえているからね。

















































