SIGMA fp レビュー

SIGMA fpと暮らす、というのもアリだと思う。

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SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN

SIGMA fpというカメラもなかなか独特な雰囲気を持っているカメラだと思う。そのコンセプトと作り込みは独創的なので、もう少し押し出しが強くてもよさそうなのに、実物はいい感じで控えめさを持ち合わせているというか、日々の生活の中に溶け込むいい佇まいのプロダクトだ。

ミニマルという言葉が近いのかな。実際に小さくコンパクトだし、主張しすぎないところが、日常を写すカメラとしては理想的でもある。しかもフルサイズの濃厚な描写力を備えているので。

僕はここ数日、デジカメで真四角写真を撮ることに興味を覚えているけど、SIGMA fpで撮るのも実にいい。ファインダーがないから、真四角に映し出された背面モニターを見て撮るわけだけど、これが中判フィルムカメラのウエストレベルファインダーをのぞいて撮るようで、ちょっとハマる。

SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN
SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN
SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN

別に真四角で撮らなくてもいいけど、イメージサークルを最大で使い切るためか、はたまた主体を中央付近で際立たせるためか、もともと高い描写力がさらに極まる感じがある。まあ、僕がそう感じるだけかもしれないが。

そういえば去年の今頃はCP+2025の開催前で、斬新なSigma BFが発表されてカメラ界隈がどっと沸いていたように思う。CP+会場もBFに触りたい人でごった返していた記憶だし、SNSやYouTubeもBFの話題で持ちきりだった。

それからしばらくしてSIGMA fpの生産完了も聞こえてきたりして、SIGMA製のカメラも次のステージに行くのだろうと感じたが、いまのところまだSIGMA fpに変わる後継機的なプロダクトの発表はない。

SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN
SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN
SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN

僕なんかは個人的にはSIGMA fpのブラッシュアップでいいんじゃないかと思うけど、それはfpユーザーゆえの褒めすぎな見解だろうか。しかし、起動時やAFの速さや精度が高まるだけで十分戦える完成度がこのカメラにはあると思っている。

強いて言えば、ホットシューくらいは上面にあってくれたらと思うが笑、安易に後付けの光学ファインダーを装着させないところに、いい意味でM的な魔性さを感じるし、僕も持っているが横に違法建築みたいに装着するEVFや、後方につけるシアター的ファインダー箱の仕立ては、それはそれでたまらない。

まあ、なんにしてもカメラ史に残る独創的なプロダクトであることは間違いない。そういう意味でも、使ったことのない人には一度体験してほしい世界である。

SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN
SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN
SIGMA fp, SIGMA 45mm f2.8 DG DN

6年ほど前にSIGMA fpが発表されて以降、世の中はミラーレス時代へと大きく移行し、フルサイズ機もぐっと増えたが、そうした数多くの製品の中でも、いまだにSIGMA fpの存在感は独特でユニークだ。

値段もいい感じでこなれてきているので、高価なコンデジを調達するくらいなら、SIGMA fpと遊び、SIGMA fpと日々を暮らしてみるのもおもしろいと思う。実物を手にすると、その愛着はうんと増すだろう。そういう魅力がこのカメラにはある。

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