Leica M3, Summicron 50mm f2 1st2026年はどんな年になるだろうか。そんなことをぼんやり考えている時に、ふと「フィルムで撮る機会を増やしたい」と思った。理由はなにか確固たるひとつの理由ではない。でも、いくつかの要素が頭によぎったので、備忘録として書いておきたい。
まず、僕が目にするSNS界隈なんかに、フィルムで撮っている人がけっこういるから。いや、そんなことか?と言われそうだけど、これはけっこうデカい。この時代にフィルムで撮り続けるというのはなかなか体力がいる。特にコスト面でね。
仕事の表現物としてフィルムで撮るというならともかく、趣味の範囲でフィルム関連のコストをやりくりするというのは、少々ストイックな精神を持ち合わせていないとむずかしいと思うんだ。でも、そんな状況を突破してフィルムで撮り続けている人がまわりにいる。同志がいるというか、こんな心強いことは無い。
僕が初めて手にしたレンジファインダー機 Leica M3現実には、僕の身の回りのリアルな知人でフィルムで撮っている人はほぼ皆無だ。もうほんと、よく行く中古カメラ屋の店員さんたちくらいだ。数年前からフィルムブームみたいなことが言われてきたけど、現実的な僕のまわりではそんなブームは起きていない。でも、SNSを通しての世の中的には、確実にアナログ写真的な味わいや、ローファイにエモさを求める動きはひたひたと感じる。
考えてみると、僕がある日フィルムで撮り始めたのも、その影響や手本は明らかにSNSの中で見聞きしたことや、なにげなく通っていたカメラ屋の中古アイテムコーナーでジワジワと影響を受けたからだ。古い機材の使い方やフィルムの扱い方なんかも、すべてネットと中古カメラ店で学んだ。冷静に考えると凄いことだよね。
値上げや廃番など、これまで幾度となくへこたれそうになるフィルム界隈の悲痛な現象も見できた。たしかにその瞬間はフィルム好きな人たちもちょっとうなだれて見えたりもするわけだけど、翌日もその翌日も、気がついたらまた普通の日々のようにフィルムを詰めて撮り続けている。コストとか現像場所なんかを工夫しながらね。素晴らしい。
Rollei35僕もデジカメ時代にあってクラシックなスタイルのカメラが好きなのは、間違いなくフィルムカメラで撮るあの残像みたいなものだから、やはりフィルムとフィルムカメラで撮る写真のあの高揚感はあいかわらず一等賞だ。そんなだから、フィルムで撮る機会が減ったいまでも、ほぼ手放していない数多くのフィルムカメラたちを所有し続けている。
すべてのカメラをかつてのように毎日ローテーションして使い回すわけにはいかないが、そうだな、ライカM3とローライ35、Nikon FとF2くらいはもう少し出番を増やしてやりたい。いや、そう考えるとOM-1NもCanon 旧F-1もPENTAX 17もとなるわけだけど、そこは上手く工夫してフィルムで撮るのが苦にならない(あれもこれも使わないとという縛りみたいなものに惑わされず)程度に。
フィルムはね、期限切れのものなら自室に山ほどある。冷蔵庫には保管していないが、それでも少し明るめに撮れば、ストリートスナップ程度なら全然使えると思う。新たに試したい最近のフィルム銘柄もあるが、そこはあまり欲張らずに、コスト感も鑑みた現実的な楽しみ方のペースで。
Nikon F アイレベル ブラックペイント, Auto 50/1.4というわけで、今朝はタイトル写真にある通り、ライカM3に沈胴ズミクロンを装着して、やれ二重像を合わせたり、空シャッターを切っておった。やはり、なんでもイメージトレーニングが大切だ。これによって所有のデジカメたちの出動頻度がタブつくとそれもまた悲しい悩みになるから、まあほどほどにスロースタートで。
フィルムはこの世から完全に無くなることはないと僕は以前から考えている。フィルムじゃないと得られない表現描写は確実にあるし、ライカがあるかぎりはフィルムをこの世から無くすなんてことはライカが許さないと思ってるから。ただ、確実にフィルムで撮ることはハードルが高くなっていくこともまた間違いない。
だから、いまのうちにフィルムとフィルムカメラで撮影体験を濃くしておきたいというのと、その記憶をフィルムを通した描写の写真として残しておきたい、というのがある。いろいろ書いたが、まあそんなこんなで2026年はフィルムで撮る時間をちょっと増やしたい、と考えたりしている。
Nikon F2 アイレベル欲を言えば、以前のように僕の生活動線に現像ラボ環境があれば完璧だが、これは時代の流れとしてしょうがない。現像の方法はまたおいおい考えたい。走りながら考えるくらいが、なにごともちょうどいい。最初から完璧な環境を求めると、まずもって走り出せないから。
さて、あなたのフィルムカメラはどんな状況だろうか。2026年の初頭に、ちょっとフィルムと写真とじぶんとの距離感みたいなものを一考してみるというのも、タイミングとしてはアリなんじゃないだろうか。無理をしない程度に少し無理する感じで笑。




















































