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いまさらだけど、2022年秋現在、フィルムの値段はめっちゃ高い。もう財力以前に値札を見ただけで戦意を喪失するプライスだ。
でもね、でもね、この色、この光の微妙なゆらぎが封じ込められた空、よく写ってないようでとても写ってるその感じとかを見たら、やっぱりフィルムはいいなと思うわけです。
もう湯水のようにはシャッターを切りまくれないけど、時にフィルムの匂いを嗅ぎながらフィルムカメラへカチャカチャと装填して、巻いて、シャッターを切るあの感じも、このうえない癒しだったりするわけです。
だから、フィルムはやめない。やめられない。大切な人や光景を思い出として心に焼き付ける時の、ここぞという時の撮影に使ったり、財布を圧迫しない程度にたまに息抜きのようにフィルムを使う、そんなスローなペースでいいから、これからもフィルムと歩んでいきたい所存です。
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あ、でも以前Twitterにつぶやいたけど、数年前までのフィルムが安かった頃のことを知らない若い人たちなんかは、僕らのように「フィルムは高くなり過ぎた」とはあまり感じていないらしい。フィルムとはその価値に対して値段はこういうものだ、というのがスタンダードらしいと。なるほど、それもたしかにそうだ。
まあ、なんか錯覚?な気もしないではないけど笑、後々まで思い出を素晴らしい形で残したいと考えるなら、36枚や12枚に何物にも代えられない価値を見出して、時にエイヤッとフィルムを詰めるのは、何か人生のアクセントにもなるような気がする。
決して無理はしないフィルムとの付き合い方。僕はそういう距離感で、これからもフィルムと光をとらえていきたいと考えている。
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