きょうも家に巣篭もり。朝晩の愛犬の散歩と、日中に近所をストレッチがてら散歩した以外は、自室で過ごす土曜日だった。とはいえ、カメラはいつも一緒。部屋の窓から差し込む陽射しにそってカメラを並べては、さわったり(撫でたりかな、愛おしく笑)、動かしたり、ファインダーのぞいたり、空シャッター切ったり。それはそれで楽しい時間を過ごせるのである。
いや、そりゃこれだけ気持ちのいい季節になったら、カメラと一緒に海だの山だの、街中のスナップなんかへ出かけたくなるのは確かだけど、いまはそれより「人と接触する移動を極限まで抑える」ってことがファーストだ。じぶんのためにも、家族のためにも、この街の人のためにも、この国の人のためにもね、そこは一切揺らがない。
誰かが言ってたけど、この危機が過ぎ去っても、もう元通りの世界はやってこないと僕も思う。でも、それはなにも悲観的な意味じゃなくて、これを契機にこれまで疑いもせずにやり過ごしてきた日常や世界のありようを見つめ直そうじゃないか、という意味だと思ってるから、いま、その行く末を僕なりに再検証してる。そう考えたら、ステイホームでやることはかなりある。
で、どうせなら僕は、じぶんの好きなカメラとか写真で、次の世界をより良くすることを考えたいと思ってる。いや、ただのアマチュアの写真愛好家、カメラ愛好家なだけだから、マーケットを揺り動かすような大きなことはできないんだけど、動かしたいのはもっと普通の人の普通の日常だから、だったら僕にも少しは考えられるなと。北京で蝶々が羽ばたいて、ニューヨークでハリケーンが起こる。僕が尊敬する先輩から教えてもらった、いちばん好きな言葉なんだ。
追記)いやあ、僕は知らなかったんだけど、きょうTwitterで教えてもらった渡部さとるさんのYuoTube「2B Channel」がすごくいい。写真好き、カメラ好きな人にはまさにうってつけの動画たちだね。ステイホーム中はこの動画視聴で決まりかなあ。楽しみでならない。