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連休最後の日の夕方はなんか気分もすっきりしたくて「よし、PENTAXのリバーサルフィルム調で撮ろう」と思い立ち、K-1 Mark IIにsmc FA 43mmをつけて辺りを散歩していた。
写真を見てもらうとなんとなく分かると思うんだけど、この発色の良さは実にクリアで気持ちいい。
フィルム写真をやっていた人にはおなじみだけど、リバーサルフィルムとはポジフィルムのこと。ネガフィルムがカラッと少し褪せた描写に対して、ポジフィルムはウエットというか、目の前の光景の光と色を、よりなめらかかつ鮮やかにすくいとって表現するような感じかな。語彙力が乏しくて申し訳ない笑。
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辺りをなにげに散歩する時とかっていうのは、なにか劇的なおもしろい光景が目の前に現れるわけでもないから、僕の場合は「光と影」や「色の世界」を見つけるように写真撮影を楽しんでいる。
そういう意味で、その二つが色濃く堪能できるリバーサルフィルムモードは、散歩カメラのプリセットととしても実に秀逸なのだ。
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詳しくは調べていないけど、CMOSセンサー機以降のPENTAX機ならプリセットとしてリバーサルフィルムモードで撮れるんじゃないだろうか。
昔のCCD機は「鮮やか」と「ナチュラル」しか選べない仕様だけど、考えてみるとCCDセンサー機自体の色がリバーサルフィルム的なので、そちらはそちらでまたいい雰囲気が楽しめる。
他社のプリセット撮影モードで「リバーサルフィルムモード」というのはあまり無いんじゃないだろうか。それを思わせる「ヴィヴィッド」とか「Velvia」といったモードはあるけど、直接的に「リバーサルフィルム」とうたっているのがPENTAX。(間違っていたらごめん)
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ちなみにRICOH GRは「ポジフィルム調」という表現をしているけど、これもPENTAXのリバーサルフィルムモードとは描写は異なると思う。ストリートでのポジ感にチューニングされているのがGR、風景写真なんかのリバーサルフィルム感にチューニングされているのがPENTAXといったところだろうか。
この撮影モードは、曇りや雨の日なんかにも向いている。辺りが薄暗く、写真もどこかどんよりしがちななか、リバーサルフィルムで撮ると色が持ち上がるというか、ちょっと元気の出る写真にしてくれる。
コンパクトなPENTAX Qシリーズなどでもリバーサルフィルムモードで撮れるので、あまり使ったことがなかったという人は、晴天の日と曇天の日とかで撮り比べたりしてその魅力を引き出してみてはどうだろう。なかなかスカッとする気持ちよさが体感できると思うよ。
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