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まだ全然試し撮りの真っ最中というか、試したいことが山ほどあるんで、一生試し撮りなんじゃないかとも思えるけど、その途中経過として「銀残し」という撮影モードで撮った写真を少し載せておきたいと思う。
まず「銀残し」とは、ウィキペディアで調べると以下のように書いてある。
銀残し(ぎんのこし)とは、フィルムや印画紙での現像手法の1つ。 本来の銀を取り除く処理をあえて省くことによって、フィルムや印画紙に銀を残すものである。 一般的に映画の現像で行われるもののことをいうが、写真のカラープリントでも同様の作業が可能であるほか、デジカメの画像処理でも可能である。
つまり、フィルム現像をやる人たちにはなじみのある言葉で、映画用フィルムの現像工程などで用いられた手法なのかな。K-3 Mark IIIにはプリセットでこの名のついた撮影ポジションが存在する。他のPENTAX機にもあるのだろうか。
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僕自身はフィルム写真では撮るけど、現像や印画紙工程をじぶんではやらないので、銀残しという手法にはこれまでなじみは無かったんだけど、その日本的なフレーズにはとても惹かれるものがある。
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他機種の似たような雰囲気の描写ということでいえば、RICOH GRの「ブリーチバイパス」やFUJIFILMのフィルムシミュレーション「ETERNAシネマ」が近い感じかな。
K-3 Mark IIIのカスタムイメージには他にも日本的なネーミングのものが「雅」とか「里び」「ほのか」などあり、PENTAXがフィルム時代のカメラ作りや写真表現に思い入れが色濃くあることが伺える。
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K-3 Mark IIIをはじめ、PENTAXが一眼レフを志向するのは「光学ファインダーにこだわり続ける」ということがある。
社名にもあしらわれている通り、ペンタプリズムを使った一眼レフを初めて世に出した企業ブランドとして、撮影プロセスを楽しめる製品づくりというスタンスはフィルム一眼レフ時代からなんら変わらない。
まだ、一眼レフで突き詰めないといけないことは山ほどある、というのが、このPENTAXというクラフトマンシップの塊のような会社の姿勢なんだろうと思う。
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銀残しの描写、これからK-3 Mark IIIやPENTAX機を検討しようという人たちの参考になれば幸いだけど、どうだろう。
僕は「銀残し」というフレーズに少し時空を超えた憧れのようなものがあるんで、それも含めてやっぱりいいなと思う。
フィルム価格の高騰なんかもあって、フィルムそのものでは撮るのはきついけど、デジカメでフィルム的な撮影プロセスを楽しみたいという人も少なくないと思う。
そういう人にこそ、一眼レフ機は変わらず撮るプロセスの楽しみを色濃く味合わせてくれるし、PENTAXはその描写に対しても当然抜かりはない。
今だからこそ、PENTAX。
それが、僕がここ数日間で強烈に感じている事象だ。